【メンバーReport】 佐渡国際トライアスロン by 鈴木選手 ~できるかもしれない~

2014年9月7日6:00佐渡ロングがスタートした。

チーム・Yのメンバー6名が参戦している。残る自分は、ミドルタイプ。ロングに続き1時間30分後の7:30スタート。天候も晴れて海も穏やかな状態。いよいよスタートだ。

トライアスロンに挑戦したいという思いは、以前からあった。しかし、泳げないためトライアスロンを避けていたような気がする。昨年、ひょんなことからプールに行くことになり、何十年振りかで泳いでみた。やはり、思ったとおり息継ぎも出来ず25mすら泳げなかった。大抵ここで止めてしまうが、何故か翌週もプールに行ってみた。息継ぎの際に水を飲みながら何とか25m泳げた。「あれ、先週よりも泳げるようになってる。」うれしくて、一生懸命泳いでみると、プールの水でお腹がいっぱいになった。だが、その時、ふと思ってしまった。泳げるようになれば、トライアスロンに挑戦できるかもしれない。まあ、こんな程度で気持ちが固まり、昨年9月、Y茅ヶ崎店にお世話になることになった。昨年11月にバイクも購入したが、当然スイム中心となる。スイムは、某トライアスロンスクールに体験で入ったが、レベルが高すぎてついて行けず、基礎から学ぼうと決心。近所のスイミングスクールに通うこととなり、お陰様で多少、泳げるようになった。

今年5月横浜、6月館山、そして佐渡ミドル。決心をしてからちょうど1年になる。わからないことだらけで、手探りな状態は今でも続くが、この度、同部屋となった池上選手から多くのことを教わり、落ち着いてスタートラインに立てた。横浜、館山は一人で挑戦した。

今回は、仲間がいる。心強い。

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また、職場の同僚の女性も応援に来てくれている。と言うのも、彼女は佐渡の佐和田出身者で幼いころからトライアスロンのボランティアをしてくれていたそうだ。聞けばお父さんも毎年ボランティアをしているそうで、当日は、二人ともボディーマーキング会場でお手伝いをしていた。朝3時過ぎからの準備だそうで、ボランティアさん方のお力添えがあって大会が運営されていることを痛感し、感謝の気持ちでいっぱいになった。本当にありがとうございました。

スイム

何故かこんな時になって眠くなってきてしまった。あくびが止まらない。そろそろかなと思った瞬間、スタート。リラックスを通り過ぎて眠くなるのかと思いながら泳ぎ始めた。泳ぎ始めて間もなく、バトルの洗礼を受ける。眠くなっている場合じゃない。見事に揉みくちゃにされ、沈められ若干パニック状態に陥った。実は、横浜でも腕を回し過ぎて心拍があがり、パニック状態になった。今回はそれとは違うパニック状態になりかけたが、冷静を取戻し、その後はスムーズに泳ぐことが出来た。25m泳げなかった頃から比べれば、多少海水は飲むものの進歩したと思う。(41分)

バイク

3種目の中で、全くと言う程、練習出来ていないのがバイク。本番前2度程90kmを走った程度。バイクに占める割合は大きいのに、なかなか練習できずにいた。案の定、漕げない。抜かされる、追い越せないの連続。唯一、ランに影響しないように、エネルギー補給と水分補給は出来たと思う。アップダウンが続き、しかもロングはこの倍と思うと気が遠くなる。やはり、完走者は鉄人だ。無事にバイクを終了するも、トラディションエリアには、かなりのバイクが既に帰ってきていた。急ぎたかったが、トイレに寄ってからと思い、用足しをする際、大事なところが痛かった。しかも、なかなか出ない。出たら止まらない。正直、ロング対策が必要だと感じた。(3時間50分)

ラン

フルマラソンは何度か走っているが、バイクを漕いだ後、足裏の感覚が戻らない。疲労していて足が出ないのではなく、メンタルでスピードが上がらないのか。折り返したらペースを上げようと思っても、足が出ない。途中、ロングトップの西村洋行選手とすれ違った。恐ろしいスピードで走っていた。格好いい。残り5kmになったらと思っても、スピードを出さない自分がいる。やはり、怖いのか。3種目の最後の最後にミスをしないため、全て大事に進め過ぎた感もある。自然と、ゴールするための体のセーフティーが掛っていたのか、これもマラソンの経験からくるものなのかわからないが、終始一定なペースを保ち無事にゴールすることができた。ゴールには、職場の同僚とそのお母さんが待っていてくれて花束とお酒「金鶴」をいただいた。ありがとうございました。(1時間47分)

結果、トータル6:19でのフィニシュとなった。

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日も暮れ、チーム・Yのロングのみなさんも一人ひとりと帰って来た。結果、ロングでは4名が完走している。ロングの完走の難しさも改めて知った。そんな中で、人見選手はエイジ1位となった。格好良すぎる。紅一点、横山さんもゴール前で猛ダッシュ。どこにそんな力が残っているのか。凄過ぎます。そうこうしている内に、カウントダウンが始まり、各々の長い1日が終わろうとしている。佐渡の夜空に花火が上がった。選手の皆様、お疲れ様でした。

大会運営の皆様、ボランティアの方々、地元での応援、チーム・Yの方々、家族、みなさんに感謝します。お世話になりました。本当にありがとうございました。

トライアスロンは、まだまだわからないことだらけだが、いつも新鮮でいられる。今はそれが楽しい。この気持ちを忘れたくない。

2014アストロマンのIDバンドが右手に残っている。最後の最後まで外したくない。IDバンドを外すその時から、自分の2015がスタートする。ロングへの挑戦が始まる。

 

 

鈴木さん、10/1からトライアスロン新年度が始まります。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka