IRONMAN 70.3 TOKONAMEレポート 若山源二朗
3月、大井ふ頭でBike練習中に落車。左側の鎖骨骨折。医者からは全治3か月。この常滑に間に合うか間に合わないかという状況でした。日常生活では筋肉養成ギブス的なものを2か月装着しており肩コリの激しい身動きの悪い日々を過ごしてきました。その間、お医者様からは痛みが伴わなければトレーニングしても問題ないという指摘を受け、なんとか腐らず下半身の筋トレなどを続けてきました。5月の横浜の復帰戦から約1か月、なんとかパフォーマンスもベストの状態に戻したIRONMANへの挑戦でした。
まずはSwimパート。
もっとも岸から遠いい場所に陣取り、最初のバトルを避けスムーズにスタート。100メートルすると周りに誰もいなくなり、パックは3人に。さらにスピードを上げていくと2人のみとなった。自分の後ろに付いているのはTRI ONの高橋選手。横浜でも総合優勝の強豪。横浜とまったく同じ展開。とにかく先頭をガンガン引き、前のグループを飲み込んでいきましたが、選手の間のスペースを探してとにかく前に進んでいく。結局、前のグループのパックにも捕まらず、ほぼ高橋選手と一緒にエイジトップでSwimフィニッシュ。
Swim 26:48
ここからが苦手と課題のBikeとRun。T1までが長く400メートル駆け抜けBikeコースに移るとほぼ選手は皆無。ドフラットなコースで直線が多い。Aver40Kmで進んでいく。しかしながら、Aver:40Kmを越える高速スピードの練習を積んでいないのでみるみる脚が削られ、さらに口に含んだスポーツドリンクや栄養ジェルのリバースを繰り返す。さらにはエイジの強豪選手がコースに出てきて次々にパスされる。Swimのアドバンテージを完全に失いみるみる順位を後退。。。コースは所々狭くなっている上に1200人もの選手が同じ時間に同じコースに雪崩式に送り込まれる。そのたび大きなパックが形成され完ドラの展開。ドラの中には脚を休めている選手も大勢いた。心のみ折れないように、なんとかアベレージスピードをキープし、あとは脚が攣らないように塩サプリは摂取し続けた。。。
Bike 2:34:05(15)
BikeからRunに移ると、両足痙攣。バイクでかなり脚を消耗。完全に動けなくなりコース脇に横たわりストレッチ。モモを伸ばすとハムが攣り、脹脛を伸ばすとモモが攣る最悪な展開。3分位悶絶しながら痙攣と格闘。しかし打開策はないので騙しながら走りだす事に。とにかくロボットのように脚を曲げないでトボトボ4キロ位走ったところで復活の兆しが。。。あとは体幹を意識してブレないとうに綺麗なフォームで走る事だけを心掛けた。コースには脚を痛めている選手、腹痛に苦しんでいる選手と様々だったがとにかく前に前に、脚を進めて選手をパスする事を心掛けた。軸を意識する事で最後までペースを崩さず、なんとかゴールまで持ち込むことができた。
Run 1:36:43(18) Total 4:43:13
(age 35-39 18th)
名古屋まで応援に駆け付けここまで一緒に練習を積んでいたチームメイトに感謝し、8月にJapanに向けての課題も見えてきました。Japanまであと2か月。出来る準備は全て行いより高い目標を立て、それを目指してクリアしていこうと思います。
Photo by Chie saito(special thanks)
若山選手、課題は見えています。ジャパンで納得のレースを。
お疲れさまでした。
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka