佐渡トライアスロンツアー(余川Report)

余川です。

「みんなの笑顔とあたたかい声援」「Bは一回まで!」からあっという間に一年がたった2010年9月5日。とうとうレース当日がきました。前日、前々日から緊張してかなり挙動不審。大塚さんに「緊張してるの?」と聞かれ「緊張してますよ。」と即答。家でも準備はしてきましたが連日あれこれ遅くまで準備をして同室の皆さんにご迷惑をおかけしました。なのに当日の朝、最後の確認でバイクに空気を入れたらバルブをへし折る始末。うわ~とオロオロしているところへ大塚さん登場!あわあわしている自分の前でパパパとチューブ交換をしてくれました。もうこの時点で涙が出そうになりました。

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で、スイムスタートの直前、チームのみんなと合流し応援団のみんなに「でこ~頑張れ~」とあたたかい声援を受けた時点で緊張と興奮はピークに!感極まって涙がポロリ。は、良かったのですが涙と一緒にコンタクトもポロリ。ここでもあわあわしている自分に応援団のみんながコンタクトをすぐに見つけて鏡をだしてくれて助けられました。

そしてなんとか無事スイムスタート。スイムは一番苦手なのですが、レース前に三浦の遠泳4キロは何とか完泳?出来たのでマイペースで泳ぎフィニッシュ。遅かったので周りに人が少なく魚の群れを見れたりして緊張が少しとけちょっこしほっとしたりしてました。

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とお次はバイク。トランジットにはもうほとんどバイクは残っておらず、みんなすごいな~と思いつつ脱水予防のため「OS-1」というスポーツ飲料より電解質が多い飲料とゼリーを摂取。ポケットには頂き物のピットイン!スタートしてすぐに応援団のみんなの笑顔と声援で元気をもらい、大塚さんに名前を呼んでもらって何だかほっとしていざ出発!バイクの練習はスピニングとジムのバイクをやっていたものの190キロは始めてて予想もつかない距離でした。いまいったい自分は島のどこら辺にいるんだろうと思いつつコース地図も一応もっていましたが勿論見れず。でも暑い中道端で島のおじい、おばあ、子供も大人も笑顔で応援してくれて目が合うとにこっと笑って「ねえちゃんがんばれよ~」とあたたかい声援。坂が多く途中四回程足がつって走れなくなり梅干と水を何度となく摂取し上る。上った先には佐渡の青く綺麗な海と空がパ~と広がってとっても気持ち良くって頑張ったかいがあったな~と自分を励ましたりしてました。が、やはり190キロ!だんだん疲れが出てきて予定時刻より遅くなり焦りましたが、この夏の猛暑の中、島4周を11時間かけて挑んだ大島合宿での自分の頑張りを自信につなげなんとかバイクフィニッシュ!
 
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残り5時間半くらい、自分の好きなランの出番だ!と喜んで走り出しました。と、すぐ先であおキテイー監督?!が一緒に走りながらアドバイスをくれて何だか自分がプロ選手みたいでかっこいいな~と思いつつ、その後ろでは相方ブラッキーがレース後で疲れてるにも関わらず声援をくれてまたまた元気をもらっていざスタート。はじめの10キロは良かったものの徐々にペースダウン。走っても走っても先に進まず段々不安になっていると「でこちゃんだ~」と遠くから種さんが走り寄ってきてくれて「でこちゃんなら大丈夫、絶対大丈夫だよ!」と、かとちんも笑顔とタンバリンで「でこ~頑張れ~!」と、大塚さんの大きい手で握手した時はお父さんに応援されてるみたいで何だかほっとしました。
 
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そして須藤団長の熱い声援、遠くに離れても須藤さんの熱い熱い声援は響き渡り、他の選手のみんなも頑張ってるんだから自分も頑張らなきゃと思うことができました。また途中Yジャージを着たチームのみんなとすれ違うたび応援してもらいほっとしたり、大先輩CHIEさんも「その調子!」と嬉しい声援をかけてくれて、暗くなってからはわざわざ近くまできてくれて握手してくれたりしました。みんなに元気をもらいエイドでは一度も足を止めず歩きながら補給しそして残り5キロ。
 
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暗闇の中遠くに灯篭が見えてその先に応援団のみんなが待っててくれて。暖かい灯篭の明かりと綺麗な星空の下、長時間の応援で疲れているにも関わらず応援団のみんなが一緒に走ってくれて、少し朦朧としていた自分でしたがあの光景は忘れられません。そしてあと皇居1周か~!と思って走っていましたが走っても走っても商店街が見えず時間も押し迫り、関門と時計の電光掲示板とのおっかけっこ。でもこの夏、暑い中皇居を走りながら、大島を走りながら、スピニングやジムで練習しながら頭に思い描いたチームみんなでの同伴ゴールをしなきゃ!みんなが待ってるんだから!
 
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残り300メートル最後の力を振り絞り、前を走る男性二人を追い抜きダッシュ。
するとその先にYジャージのみんなの姿が見えて「やっと会えた~!」喜びと安堵感がこみ上げる中「でこ~」とみんなが笑顔で迎えてくれて、あのまぶしく光るゴールゲートをチームのみんなと一緒にくぐることが出来ました。本当に長い一日だっだけど一生忘れられない時であり、亀な自分ではあるけれどひとつの自信につながる貴重な経験でした。ここまで頑張れたのも自分の頑張りもありますが、みんなそれぞれの目標に向かって共に練習し楽しみやつらさをあじわいお互い励ましあいながら、最後にみんな笑顔で喜びを分かち合える、そんなチームのみんなに出会えたからだと思います。本当にありがとうございました。
そしてこのような出会いと経験をもたらしてくれた大塚お父さんに感謝感謝です。ありがとうございました。
 
以上。
 
 
余川さん、お疲れ様でした。トライアスロン語って下さい。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka