アイアンマンセントジョージの参戦報告をお送りします。
ゴールデンウィーク中の5/1(土)、アメリカ・ユタ州で開催されたアイアンマン・セントジョージ(記念すべき第1回大会)に参戦してきました。参加登録者約2300名のうち、日本人はプロの谷新吾選手とエイジは私を含め2人だけ。ある意味日本代表としての参戦です(笑)。
セントジョージは、ラスベガスの北東約200キロにある小さな街。まわりは昔西部劇映画で観たような赤茶けた荒野と崖ばかり。アップダウンが多く、日中は風も強い。良い意味ではアメリカの大自然を満喫できる、大変タフなコースでした。
スイムコースは州立公園内の風光明媚な湖を1周回。早朝は大抵ベタ凪なのですが、レース当日の水温は15度。スイム後のトランジションでは指がかじかんで、バイクソックスとシューズを履くのに3分くらいかかってしまいました・・・
バイクは途中約75キロのループを2周回しますが、そのループの最初の2/3は途中に斜度8度~12度くらいの坂を何度か含む長~い登り。風は基本アゲインスト。当日は強風ではなかったので、なんとか周回できましたが、レース前々日に下見した時のような強風(風速30Km/hくらい)だったら、途中で気持ちが折れてしまっていたかも知れません・・・
ランも何でわざわざこんなコースにするの(笑)という感じのアップダウンに加え、途中メインコースから脇道に入るループが2箇所あり、それぞれ往路で2回、復路で2回の合計4回通過しますが、ここにもまた結構アップダウンがあります。
スイムで凍え、バイクの向かい風と坂に消耗し、ランのアップダウンで脚をやられ、残念ながらタイムも順位も散々でした。が、この難コースを諦めずに完走できたという達成感からか、ゴール時には思わずガッツポーズが出てしまいました。
現地の選手によると、北米のアイアンマンは平坦なスピードコースが多く面白味に欠けるという評価が多いそうで、そういう意味ではアメリカ人の心の故郷である(?)西部の荒野の中でのアップダウンの多いタフなこのレースは、もしかすると今後アメリカ人には人気のレースになるかも知れません。(注:他の北米アイアンマンはレース翌日には翌年のエントリーがSold outになってしまいますが、セントジョージはレース終了から半月経った今でもOpenです。さすがのアメリカ人も難コースにビビッてしまったのでしょうか(笑)。
バイクもランも坂が得意で我慢強い方は機会があれば是非セントジョージにトライしてみてください!
チーム・Y 諸岡選手より
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka