機材(全プロ選手使用バイク ~Men~)

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全プロフェッショナルアイアンマントライアスリートが使用するバイクはこれだ。

(サンプル:50台中47台による。)

参考だが、プロの中の使用台数は下記の通り。

 

第1位 SCOTT   6台

第2位 Cervelo   5台

同2位 Specialized   5台

第4位 TREK   3台

同4位 BLUE   3台

第6位 BMC    2台

同6位 SWIFT    2台

同6位 Kestrel    2台

同6位 RIDLEY    2台

同6位 ARGON18    2台

他各1台

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#1 Craig Alexander   Specialized S-WORKS SHIV

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#2 Raynard Tissink   TREK SpeedConcept

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#3 Timothy O’Donnell   ARGON18 E-118

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#4 Eneko Lianos   BH GC AERO

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#5  Faris Al-Sultan  STORCK aero2

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#6 Marino Vanhoenacker   SCOTT PLASMA PREMIUM

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#7 Jan Raphael   SCOTT PLASMA PREMIUM

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#8 Luke Bell  ARGON18 E118

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#9  Timo Bracht   GIANT ADVANCED SL TRINITY

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#10  Andreas Raelert   BMC TM01

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#11  Pete Jacobs   Boardman AIRTT/9.8

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#12  Jozsef Major   SWIFT 833 Strike

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#13  Mathias Hecht   SCOTT PLASMA PREMIUM

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#14  Cameron Brown   AVANTI CHRONO

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 #15  Frederik VanLierde   Cervelo P4

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#16  Petr Vabrousek   AUTHOR

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#17  Ronnie Schildknecht   BMC TM01

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 #18  Maik Twelsiek   SCOTT PLASMA PREMIUM

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#19  Luke Mckenzie   SCOTT PLASMA PREMIUM

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 #20  Ben Hoffman   Specialized S-WORKS SHIV

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#21  Michael Weiss   Cannondale SLICE RS

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#22  T.J. Tollakson   ZIPP3001

#23  Patrick Vernay

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#24  Axel Zeebroek   RIDLEY DEAN

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#25  Chris Lieto   TREK SpeedConcept

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#26  Tom Lowe   TREK SpeedConcept

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#27  Rasmus Henning   Specialized S-WORKS SHIV

#28  Torsten Abel

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#29  Andy Potts   KESTREL 4000LTD

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 #30  Balazs Csoke   Cervelo P4

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#31  Andi Boecherer   DA

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#32  Sergio Marques  SWIFT 833Strike

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 #33  Dirk Bockel   Blue TRIAD SL

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#34  Bert Jammaer   RIDLEY DEAN

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 #35  Michael Lovato   KESTREL 4000SL LTD

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#36  Michael Goehner   CENTURION OVERDRIVE

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 #37  Mike Schifferle   Cervelo P4

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 #38  Joe Gambles   TREK SpeedConcept

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 #39  Matthew Russell   Blue TRIAD SL

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#40  Cyril Viennot   SCOTT PLASMA PREMIUM

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#41  Matty White   MERIDA WARP

#42  DNS

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#43   Daniel Fontana   HERSH CRONO elisa 011

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 #44  Mike Aigroz   LOOK 596tri

#45  Mike Neill

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#46  Georg Potrebitsch   Cucuma Veloz

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 #47  Ian Mikelson   Specialized S-WORKS SHIV TT

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 #48  Matty Reed   FUJI D6

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 #49 Marko Albert   BLUE TRIAD SL

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#50  Courtney Ogden   Cervelo P3

51P4.jpg #51  Hiroyuki Nishiuchi   Cervelo P4

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:ORBEA)

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第10位オルベア、ニューモデルはない。男子プロでの使用は確認できなかった。オルベアは昨年までアレキサンダーが乗っていたバイク。 そしてこのORDUは、前下がりの美しいフレームで、軽量性、乗り心地など高次元にバランス取れたバイクだ。シートはサーベロ型となっている。

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#106 Tyler Stewart 使用

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 #131 Jackie Arendt 使用

IMG_5310.jpg 一般選手にはまだまだ人気のオルデュ。

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:ARGON18)

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使用台数第8位のARGON18も今やハワイの定番バイクとなった。アルゴン18はカナダブランドで、ロードもラインナップするトライアスロンに強いブランドだ。独自システムに注力するメーカーで、ヘッド周りを得意としている。ヘッド長を変えることができたり、トライアスロンモデルでは、オリジナルDHバーでまさにフレームと一体化の提案をし続けている。トライアスロンモデルはヘッド長を短めに設定しているが、DHバーの調整幅が大きいため、問題は少ない。またフレーム上部を「コンフォートゾーン」、下部を「パワーゾーン」とし、快適性と走行性の両立を強く意識している。残念ながら国内での取り扱いは無い。

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IMG_5027.jpg ゼッケン3  Timothy O’Donnell 使用 (DNF)

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 ゼッケン8 Luke Bell も使用 (DNF)

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2012年新型モデルのE-118。当然Di2対応型。

IMG_3554.jpgDHバーをトータルで独自設計するアルゴン18は「次世代型」 。ステム前後2段階、ハンドルは上下逆に取付可能。当然ながらパッド位置、高さ調節可能。ただしパッドはDHバーエクステンション部も一体での可動となるので、パッドとエクステンション部の調整が微妙。エクステンション部が360度エキセントリックに回転する範囲で落差を調整することになる。見た目は良くないかもしれない。

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 Fブレーキは簡単な造りだが、フォーク裏側に納まる「トレンド仕様」。

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 Rブレーキも同様の仕様。

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 デモバイクも揃えていた。

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ブース位置は入ってすぐのところ。最初に見て、また最後に見る。ブース位置にもいろいろ意味がある。

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:QR)

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第7位の使用台数、老舗QR。QRはいち早く78度シートアングル、26インチホイールを取り入れ、トライアスロンバイクの定義を確立したメーカー。ロードも存在するが、トライアスロンブランドとしてのイメージが強い。近年26インチは減少したが、トライアスロンのシートアングルは「78度」というのが標準化した。最近はやや大人しくなってしまっているが、ハワイでは女性トライアスリートを中心に人気がある。小さいサイズ設定があるからだ。モデルはCD0.1が中心モデルで、新型のILLICITOはこれからの注目となる。

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Caitlin Snowにより、女子9位入賞している。

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このバイクが昨年プロトフレームが展示されていた、ILLICITOが2012年より正式にラインナップされた 。シートピラー左側が ” 無い ” 構造となっている。ソフトライドと技術力の誇示を狙ったものと思われるが、好みが分かれそうだ。気になる点は左右のバラつき感だが、チェーンステーが剛性をあげているため、問題はないようだ。

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:Cannondale)

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キャノンデールの使用台数は第6位。そして何と言っても今回一番の注目バイクはSLICE RSだ。キャノンデール使用台数は、ここ数年少しずつながら増えてきている。クリシーの活躍とともに人気も戻って来ている。またロードではリクイガスからのイメージアップも確実に繋がってきている。スライスは軽量で乗り心地が良くポジションが合えばオススメなモデルだ。ただUSAモデル特有のトップチューブが短めで、脚の長さ、上腕の長さなどによりポジションが決まってくる。2012年ではレディスモデルのフレームセットの入荷が予定されている。これも人気となるだろう。

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 クリシーウェリントン4度目の優勝。

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そして、何と言っても話題のバイクがこのスライスRS。当初1月入荷予定だったが、現在未定となってしまっている。ただ時間の問題と思われる。発売時期の決定が待ち遠しいところだ。ルック型ヘッドとSRMを前提のデザイン、極端に細いシートピラー、コンパクトなバックなど斬新な造りとなっている。価格は40万前後の設定になっていて人気のモデルとなることは間違いないだろう。

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今回はクリシーも使用していなかった。このMichael Weissにより1台のみ確認されている。

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キャノンデールブースにあったクリシーのサブバイク。

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フレームセットのみ発売が決定したWOMENSモデルのスライス

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:SCOTT)

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第5位スコット。プラズマプレミアムはカラーリングのマイナーチェンジとリアブレーキの設定が7800DAから7900DAに改良された。4大次世代トライアスロンバイクの一つ、スコットプラズマプレミアム。今回もバイクの強い選手を投入してきている。やはりノーマンスタッドラーの築いたイメージ、スコット=速いバイクでもあった。エアロダイナミクスはトップレベルの高さ。ただ、ハンドル位置が低いため上腕の長さなどが大きく関わる。セッティングはシビア、慎重なポジション出しとDHバー選びが重要となる。スコット×シマノ×東レで開発されたこのバイクは当初の設計からリアブレーキの見直しをしている。

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総合9位入賞。バイクラップ4:24:16 (3位、歴代6位)

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 女子7位入賞。バイクラップ 4:58:55 (トップ10内5位)

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Marino Vanhoenacker  バイクラップ 4:24:11 (DNF)

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Maik Twelsiek バイクラップ 4:26:28

 上記2選手入賞はしていないが、バイクラップは良いタイムを出している。

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2004,2006年優勝のNormann Stadlerの名前が入ったプラズマLTDが展示されていた。

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スコットのランニングシューズは評価の高い人気シューズ。またバイクシューズのフィット感は抜群だ。

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:SPECIALIZED)

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使用台数第4位(昨年2位)のスペシャライズド。コナで世界同時発表となった新型SHIV。フューエルシステムを搭載したトライアスロン専用モデル。2011のSHIVと違いよりトライアスロンモデルとして改良されている。現在の短距離のタイムトライアルに対し、距離の長いアイアンマンなどでの使用に対応した、このフューエルシステムやDHバー周りがより快適性を向上している。DHバー周りはトレックスピードコンセプトに似ている。トップチューブが短いが小さい人が乗れるということではない。脚の長さに大きく関わるジオメトリーでポジション出しは慎重さが必要となる。

アレキサンダーによりウィナーズバイクとなった。

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世界同時発表のスペシャルブース。

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話題のフューエルシステムはトップチューブから入れ、ダウンチューブに収まっている。約1リットルの水分が入る。

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IMG_3692.jpg 挿入にはややコツがいる。

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各ラインナップも展示されていた。

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:FELT)

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フェルトも伸びてきている。使用台数、昨年の第5位から第3位へ。2011年モデルのDAを中心として伸ばして来ているが、元々トライアスロンは強化しているブランドだけに予定通りと言えるのだろう。このDAはよりエアロダイナミクスを高めている。ヘッドはルック型、ダウンチューブ、シートチューブはホイールとの隙間をより少なくしている。またハンドル位置が下がる傾向にある中で、可変のステムで「トライアスロン」ではなく「タイムトライアル」としても可能にしている。2012年からはDi2専用となる。

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 女子2位のミリンダは昨年のキャノンデールSLICEから乗換えている。

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総合8位に入ったアンディボクレール、ラップは4:25:46と良い結果を出している。

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Terenzoバイク。

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 Michelliバイク。

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ブースには各モデルがラインナップされていた。

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オーストラリアのケイトが乗るバイクは旧型DAだった。(DNF)

ミリンダブルー.jpg昨年のチャンピオンミリンダは、” ブルー ” でまとめている。こう言ったレースと違う格好が前日のバイクチェックインで見ることができる。このタイミングに拘っているプロ選手は多いはず。

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

機材(バイク:TREK)

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使用台数を前年比171%と大きく伸ばしシェア第2位となったトレック。単にブランドではなく、トライアスロンモデルであるスピードコンセプトの使用率が高い。大手メーカーというだけではない確かな進出を感じる。2012年モデルチェンジはない。2年目として確実に拡がりを続ける ” パーフェクトマシン ” だ。エアロダイナミクスと軽量性を追及したKVFデザイン、絶妙な仕上がりを見せるブレーキは究極の収まり。

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クリスリエトは4:24:32でバイクはトップタイム。(歴代2位のタイム)

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ジュリーディベンズは女子のベストサイクリストだ。結果はDNFだったが、実はコースレコードでバイクラップを獲ったカリンの4:44:20より5秒速い、4:44:15で走っている。トレックは男女ともに徹底したベストサイクリストを送り込んで来ている。もちろん最終的に勝たなければいけないが、彼らの走りは理屈抜きに見応えがある。

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 トレックブースにはスペシャルなプロジェクトワンが展示されていた。

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BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka