カテゴリー: 78 Team (106)
【メンバーReport】 Do my best 9年目の答え ~池田選手~
2014年4月20日7時前。
スタート地点の東急リゾート前、前浜ビーチ。
微風。雲ひとつない空に、昇り始めた太陽。
暑くなりそうな予感。
泳力に合わせて、真ん中よりやや前、右側寄りに位置取る。
周りの選手の談笑とMCの声。リラックスした空気。
安倍昭恵首相夫人の号砲で一斉にスタートを切る。
身体を動かすのは嫌いではないけれど、運動が得意な方ではない。
9年前、知り合ったセミナーの講師から「ホノルルトライアスロン」の企画があり、ハワイに惹かれ応募したのがトライアスロンを始めたきっかけである。ところが、大会に向け練習を始めたところでこの大会が中止になりそうとの連絡、企画自体が頓挫となった。普通ならこれで終わり。実際、企画に参加した多くはここでやめてしまったのだが、一緒に始めたC嬢から、折角練習したので一度は参加しようとの誘いを受け、出場した。第18回伊豆大島トライアスロン大会(2006年)である。
これで思い残すことなくトライアスロンをやめ、マイペースでスイムを続けることにするつもりだった。ただ、スイミングクラブでもトライアスロンをやっている方がおり、誘われるままにたまにショートの大会に出たりしていた。
そのうちワイズのO店長が御茶ノ水店に異動となり会社と近くなったこと、皇居ランの企画が始まり参加するようになり、チームYにも正式に入ったことから、2010年のセントレア、2011年の佐渡Bとミドルの大会に出場した。チームメンバーの多くがロングの大会に出場する中、ロングにも挑戦したかったが42.195kmを走った経験がない自分にはまだ尚早と、まずフルマラソンに挑戦することにした。初マラソンは第59回勝田全国マラソン(2011年)である。
これでロングの参加資格を得たと考え、宮古島に初エントリーしたのが2011年、さらに2012年と2年連続落選。そして2013年12月24日、3回目のエントリーでようやく出場権を得たのである。
前置きが長くなった。
スタートの号砲後、周囲の選手と歩調を合わせ入水し、スイム開始。激しいバトルはないが、人が密集し手や身体が接触する状況が続く。ただこれはどんな大会でも同じ。慌てず周囲のペースに合わせる。コースのイメージはあったが、途中コースを見失い、周りの選手に付いて泳ぎ、岸に戻るコーナーではやや流され大回りとなるが、いつも通りスイムは無理せず泳ぎ切る。スイムアップ、58:05。
シャワーを浴び、ウェットを脱ぐ。T1でトランジションバッグを受け取りバイクの近くまで移動。バイクシューズを履き、ヘルメット、サングラスを着用。ところが準備したゼリー4本が入っていない!入れ忘れだ。仕方なく、そのままバイクに移動し、スタート。
東急リゾートを出て、市街地をほぼ直線に北上。弱いが追い風にも助けられ快調に飛ばす。足は極力使わないように、ケイデンス90前後を守る。市街地を抜け暫く行くと、前方に池間大橋が見えてくる。すばらしい眺望だ。橋の手前から戻ってくるバイクとすれ違う。池間島内は多少アップダウンがあったが問題なく、その後橋を戻って今度は南下。地味なコースと若干の向かい風でやや苦しいが、我慢の走り。この辺りからお尻が痛くなってくる。東平安名崎を回ったところでトイレ休憩。スッキリしたのと、数分だがバイクを降りたことでリフレッシュ、補給も摂って気持ちよく再出発。ここから来間島まではアップダウンの続く区間。登りで足を消費してしまうが、これは仕方ない。東急リゾート前に戻りちょうど100kmで2周回目に入る。1周目ほどスピードが出ず、またお尻が痛くなり、ポジションを変えながら、あと50km、あと40kmと残りを逆算しながら我慢して足を回す。2周目の池間島のアップダウンは足にこたえ、戻りの池間大橋でとうとう左の腿が攣る。騙し騙し漕いでいると、普段はなんともない左のひざに違和感がありいやな予感。何とかバイク終了(T1、T2を含み5:28:31)。ちなみに補給は、ボトルに入れたスポーツドリンクとゼリー1本、BENTO BOXに入れた固形物だけで十分だった。宮古島に着いてからの2日間、炭水化物ばかりをたらふく食べ、カーボローディングしていたのがよかったと思う。
【MY BIKE】 http://ysroad-chigasaki.com/itemblog/2014/01/2011-kalibur-ag2r-m.html
トランジションでシューズを履き替え、日焼け止めを塗り、ゼッケンをつけ、キャップをかぶってランのスタート。この時点で制限時間まで7時間以上あることがわかり、歩いても完走できると思ったら気が楽になった。
走り出しは暫く下り坂。意外に足が動き、快調に走る。時計を見るとキロ5:40ぐらい。
同じペースの横の人と会話。結構早いですね。この調子ならランも4時間切れますよ、と言われる。ちょっと待て、フルマラソンのベストが4時間9分なのに、ここで4時間切れる訳ない。ペースを落として、この人をやり過ごす。
気温が上がり暑い。2~3km毎にあるエイドで水をかぶり、コーラを飲む。2つ目のエイドを過ぎて暫くしたところでピタッと足が止まる。足が痛いわけでも呼吸が辛いわけでもないのだが走れない。時々走り、あとは歩きで、ともかく前に進むことだけを考える。途中、同じように歩いている方と会話、ちょっと走ってみませんか、と言って一緒に走る。1人では苦しいけど2人だとなぜか走れる。練習と同じだ。
12kmを過ぎ残り30km。何とか12時間は切れると計算し、目標を完走から11時間台に変更、但し大方歩き、時々走るのは同じ。下り坂はなるべく走るようにしていると、折り返し点の手前から、走るとバイクで違和感のあった左膝が痛み、また両足のふくらはぎが攣りそうになる。折り返しを過ぎても歩いていると、チームのTさんとすれ違う。ここからなら歩いても大丈夫、と声をかけてもらう。しばらくいくと、さらにチームメンバー数人とすれ違う。みんな頑張っている。元気をもらう。
30km地点を過ぎたあたりから日が傾き、日陰が出来たことと気温の低下で幾分楽になる。
市街地に帰ってくると、多くの応援者がワイドー、あと少し!と声をかけてくれるが、この時点では残念ながら走る力は残っていない。競技場に入ってからは何とか走ってゴールと思い、トラック3/4周は頑張る。ゴールイン(RUN 5:21:19)。
トータル11時間47分55秒は、目標の12時間を切り大満足である。
苦しいRUN練、早朝からのSWIM練、休日長時間を使うBIKE練など、なぜトライアスロンをやっているのか時々自問する。明確な答えはまだないが、ひとつはこの競技が人と争うものではなく、自身の目標に挑戦して、1つ1つクリアしていくものだからと思う。もちろん、練習のモチベーションは終わった後のビールであることは間違いないが…。
出場するレースはいつも全力を出し切る。だから、レース直後はもうレースは出たくない、と毎回思う。今回宮古島でも全力を出し切ったが、ゴールして直ぐに来年も宮古島に来たい、と思った。それだけ、楽しめた大会だと思う。(了)
Photo by 秦英幸
池田さん、お疲れさまでした。
ついにロング制覇しましたね。おめでとうございます。
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka
【メンバーReport】 トライアスロン大島春合宿 ~斎藤選手~
昨日から、大島に来ています。
明日までの2泊3日で、シーズンインの仕上がりを確認すべく、大島のタフなコースを走り込んでいます。スイム、バイク、ランすべての練習が可能です。そして、何と言っても島一周のバイクコースが最高に良い練習となるのです。アイアンマン世界選手権出場者から、ビギナーまで様々なレベルでも楽しむことができる「トライアスロン天国」なのです。
まだ、途中ですが、簡単なフォトレポートお届けします。
■宮古出場者中心にみんなそれぞれ3種目の練習。島一周道路も整備され、以前にも増して完璧な練習環境の大島です。
■大島の美しい風景
■観光復興の一環で、スタンプラリーで観光も混ぜながら周回も。
■やっぱりチーム・Y
明日は、三原山TTでしょうか。
気をつけて頑張って下さい。
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka
【Road to KONA 2014】 アイアンマンNEWZEALAND参戦記 ~石田選手~
3年連続で出場してきたIMハワイへの道が昨年途切れました。6月のIM70.3セントレア ではトランジションタイムの差、40秒差でスロットを逃しました。8月の満を持して臨んだIMカナダではスイム、バイクで調子が上がらなかったことや、またもやトランジションの遅れで、10分以上の差でスロットを逃しました。その一方、バイク全体の調子が悪かったわけではなく、特にランは両レースとも満足のいく内容であっただけに、ハワイの切符が取れなかった理由が今一つ納得出来ず、不完全燃焼の思いの中、昨年はシーズンを終えました。何とか今年はリベンジを果たすべく、3月1日のニュージーランドのレースに参戦を決めました。ただし3月初めのニュージーランドでのレースは、寒い冬にトレーニングをしなければならない一方、ニュージーランド人は夏のピークパフォーマンス中であり、ハワイを狙うのには最善の選択とは言えませんでした。しかしながら、何とか今年は早めにハワイへの切符を確保しておきたいという強い思いで、参戦することとしました。
ニュージーランドでのレースを考えるに課題の一つが気温の寒さ。昼間の気温は20度を超えるものの朝の気温は6度であり、スイムそしてバイクにはかなり寒い温度。やせていて、体脂肪の少ない自分は寒い中でのレースは苦手であり、パフォーマンスが今一つ上がらないのは去年のカナダで経験済み。何とか寒さを克服すべく、レース前に寒さ防止のオイルを塗ると共に、T1に余分な時間をかけてでもスイムアップ後は、バイクジャージ、アームウォーマー、グローブを着用することとしました。尚、ハワイのスロットは自分のエイジではおそらく昨年同様5枠であり、その枠内に収まるには、10時間以内でのフィニッシュは必須であろうという予想の下、サブ10を意識してレースに臨みました。
(スイム)
朝の気温は6度と肌寒いものの、水の温度は19度であり、逆に水の中の方が温かいという状況。よってスイム中は余り寒さを感じることが無い。スタートから多少のバトルはあったものの、余り気にならない。極力ドラフティングをしながら、かつ伸びを意識して進む。泳いでいる限り、極めてスムーズに進んでいるような気がした。
それなりにいいタイムで泳げているかなと思いスイムアップで手元の時計を見ると1時間12分。いつものスイムより4~5分遅いのでショック。去年のカナダに続いて、またしても1時間10分を超える遅いタイムとなってしまった。ちなみにエイジではこの時点で91位と言う苦しいスタート。スイム後には、400Mの長いT1ランがあるが、何とか遅れを取り戻すべく必死に走る。
(バイク)
バイクは2往復するコースであり、下見で見た限り、多少のアップダウンはあるものの、激坂は無く比較的楽なフラットコース。ただし道路の路面が荒いため、常にガタガタと振動を感じる中、スピードが出にくいとの印象。又、バイク序盤の気温が10度以下と寒いため、寒い中どこまで調子をあげてこげるかが懸念であった。
予想外に出遅れたスイムのロスをカバーすべく、バイクの目標タイムは5時間20分に設定。走り始めると思ったより寒さが気にならない。心拍数は145近辺まで上げてこぎ続けた。往路は追い風に助けられ、時速40キロ位の高スピードで飛ばし、ひたすら先行する選手を抜き続ける。まずチームメートの諸岡選手、しばらくして峯野選手をパス。折り返しで丸田選手が、かなり先を走っているのを確認し、さすがに焦る。どうやら自分のスイムはチームでビリであり、かなり他の選手に差をつけられているのが明らかになった。特に快速ランナーの丸田選手には、バイクで差をつけておかないとランで追いつかれる可能性があるので、何とか早めに追い付こうと決意。そしてひたすら周囲の選手を抜き続け、前方にいた女性に近づいたところ、後ろからマーシャルの気配が。抜くにしても、前には多くの選手が列をなしており、それらを一気に抜き去るのは難しいように思えた。よって抜かすのは諦め、差が詰まりすぎた女性との差を空けるべく、スローダウン。しかしマーシャルが自分の横を通り過ぎる際に、レッドカードを自分の前に放り投げた。「えっ!まさかのドラフティングペナルティ?」半信半疑ながら、マーシャルに何度か尋ねるが、どうやら自分のドラフティングは揺るがないよう・・・。ショックだった。自分がドラフティングをとられたのは、2005年のレース以来、2度目。4分のペナルティを受けている間は、動いては行けないという厳しい指示。ひたすら他の選手に抜かされる。長い4分のペナルティを終えて、焦る気持ちでタイムロスをカバーしようと思うが、向かい風でスピードが出ない。また思ったより小刻みなアップダウンがきついことが分かってきた。同時に心拍数も140代前半まで落ちてきた。そうしているうちに、大分前に抜いたはずの峯野選手が前に見える。どうやらペナルティの4分間の間に抜かされていたらしい。気分が少し落ち込む中、90K近辺でタイムをチェックすると2時間45分のラップタイム。このままでは目標のバイクラップ5時間20分、そしてサブ10フィニッシュが遠ざかると危機意識が生まれる。よって2周目はより追い込むことにし、心拍は148近辺まで上げた。しかしながらまたも復路の向かい風ではスピードが落ち、心拍数も下がってきた。そうこうしているうちにバイクフィニッシュまでの距離が近づいていく。どうやら頑張っても5時間30分位でしかフィニッシュ出来ないことが確実になってきた。スイムに引き続いての、予想外に遅いバイクラップに落胆(ただし記録を見る限りに、総合で716位だった順位はこの時点で274位。よって440名の選手を抜かしたことになる。又、エイジでの順位も91位から32位へ前進)。
(ラン)
ランの開始時の総合タイムは6時間55分。サブ10を達成するには3時間5分でフィニッシュしなければいけない。これは極めてバーの高い目標であった。しかし2年前のIMメルボルンでは3時間9分でランを走れており、それを上回る好記録が出せれば奇跡は起こり得る、と出来る限りのベストを尽くすこと、そして少なくともチームメンバーで先行する大西選手、若山選手をとらえることを目標に走りだした。
気温は20度前半と走りやすい。序盤はキロ4分前半ペースで、ひたすら前の選手を抜かした。ただし昨年のIMカナダで25K過ぎに突然壁にぶち当たりスピードが落ちたことから、極力30K以降まで走れる足を残すべく、心拍数は150を超えないことを意識してラン。ハーフの21キロ時点でのタイムは1時間35分位であり、ほぼキロ4分半でのランであることが分かった。それはいいペースであるものの、同時に3時間5分でのラン、サブ10フィニッシュは難しくなったことが明らかになった。しかしそれを気にするよりも、前に先行していいペースで走っている若山選手を抜くことに集中。一方、気になったのが、はるか前を走っているはずの大西選手が全く見えないこと。かなり引き離されているのかと思うと、気持ちがめげてくるが、とりあえずネガティブな思いは取り去り、無心で走る。そう、この無心で走ることを、皇居のロングランで意識した。コーチのマーク・アレンの教えの一つは、「心にネガティブな思いが入り込んできた時は、心を落ち着かせ、無心になること。そうすれば、自然に心と体が一体になり、無理に頑張らなくても、楽に身体を動かすことが出来る」というもの。そうした禅の教えにも似た「無の境地」で走ることを意識して、レースでも走った。そうこうしているうちに若山選手にようやく26K位で追い付く。スイムの速い若山選手とはスイムで既に20分近く差がつけられていたはず。多少バイクで差を縮めたとはいえ、やはりスイムの差を埋めるのに、ここまでかかるのかとスイムの重要性を再認識。ただし依然として大西選手は見えず。少なくとも前を走っているはずの大西選手を抜かさない限り、ハワイへの切符を手にすることは不可能に思えた。大西選手を抜かすまでは、疲れを感じている場合ではないだろうという強い気持ちで走っているうちに、30K、35Kが過ぎていった。この頃から、足の痙攣がハムストリングス、脛に時折発生し、スローダウンを余儀なくされる。しかしフィニッシュまであと少しと気持ちを奮い立たせ、ひたすらゴールを目指して走る。フィニッシュラインを目にしたところで、一つ上のエイジの選手に近づいた。エイジが違うので無理して抜く必要はないと思っていたところ、MCのアナウンスで前を走る選手が往年の有名プロ選手(アイアンマンニュージーランドの第一回優勝者兼ハワイの優勝経験者)であるスコット・モリーナであることが分かる。ほぼ同時にフィニッシュし、せっかくなのでモリーナ選手と握手をし、お互いの健闘をねぎらう。ランのフィニッシュタイムはほぼ3時間15分で、総合タイムは10時間10分であった。
レース後は、ハワイへのスロットはおそらく逃したものの、持てる力を出し切ったのでそれで満足すべきだろうと思いながらぶらぶらしていると、同じエイジカテゴリーでグローバルランキング1位の日系人ドイさんに出会う。彼からは以下のサプライズの言葉をかけられる。「石田さんは7位でしたね。自分は5位、そして自分の友人は6位だったけど、二人ともスロットは既に獲得していて、キャンセルするので、石田さんは実質5位。だからハワイのスロットはとれたでしょう。おめでとう!」。驚くと共に、急に嬉しさがこみあげてきた。とはいえ、まだ明日の発表を聞くまでは安心出来ないと、喜びをかみしめながらレースの余韻に浸った。そして翌日、ロールダウンでスロットを獲得し、そこで安堵すると共に、喜びを十二分に味わうことが出来た。
【Road to KONA 2014】 アイアンマンNEWZEALAND参戦記 ~若山選手~
IM Newzealamd参戦記
今回は、チームYのリーダー大西さん、百戦錬磨の石田さん、クレバーで経験豊富な諸岡さん、そして若手チームではDoctor峯野君、ランのスペシャリストの丸田君、私の合計6名のメンバーでの参戦でした。
昨年9月に行われた世界選手権出場選手の壮行会では大西さんから『このチームからもっと若い奴らが世界に出ていき、外人選手とガチンコで挑む姿勢を見せろ!』と叱咤激励を頂きました。
それから10月から若手チームを中心にメニューを作り、お互いの弱い部分を極力伸ばす為の長い寒稽古に取り組みました。Bikeでは180Kを垂れずに乗る切る脚作り、Runでは最後まで走りぬく脚力この2つが大きな冬の課題でした。それからの5ヵ月間は生活リズムを朝方に変え、苦手な朝練も行い練習日記もつけて計画的に実行してきました。(実は今までは、メニューも明確な目的も特になく気の向くままに練習していました。。。)
ニュージーランドでは経験豊富なアダルトチーム、若手チームに分かれ部屋も行動。特によかったのは日本から持ってきたレトルト食品と現地で購入したお肉や魚、野菜をミックスした自炊生活でした。健康的な食生活のおかげで体調万全でレース当日を迎える事が出来ました。
3時に起床。ゆっくりと食事を済ませてウェットを持ってSwim会場へ。
Swim
6:45分にプロカテゴリーのスタート。その15分後、1500人のエイジグルーパーが大砲の怒号と共に一斉スタート。得意のSwimでは集団から抜け出そうと最前列から200mダッシュ。すると5人のパックが構成。自分はパックの2,3番手、先頭を引かずカラダの大きい外人選手の後ろにぴったりと付きドラフティング。体力を温存させながら、大きなストロークでゆったり泳ぐ。1900mの半分の折り返しでもパックは変わらず3,4人のトップ集団を形成。その後ろにピタッリ付けてSwim up。Good Job!!いい位置で上がれた!
3.9 km | 53時間26分 | /1:22ペース/100m |
7th
Bike
400mの長いトランジションで丘を駆け上がる。Bikeラックにはプロ選手以外全てのBikeが並んでいた。Yジャージを着用し、メットとOakleyを装着、そして沿道へ。この時点でエージグルーパー全体でも10番手位。いい位置に付けているけれど、ここからが僕にとっての本当の勝負。NZのBikeコースは90Kを2周回。最後の街に戻ってくる折り返しからの45Kは若干の登りに加え、爆風が正面から襲ってくる。『前夜の夕食時に前半は追い風で自然にスピードが出るから飛ばさないで脚を温存しろ。後半は脚が動かない選手が大勢いるからそこからガンガン抜きまくれ!』と大西さんからアドバイスがありました。アドバイス通り前半の追い風パートでは余裕で45Kオーバーで。ここは脚をペダルに乗せるだけ。力を入れずに回す。
そうしていくうちに、外人選手の戦闘機に次々にパスされていく。サドルの位置は高いし、脚は長いし、Powerはあるし、サラブレッドと仔馬のような違い。さらに、前半の30K地点で大西さんにPassされる。(大西さん猛烈に速いわ。Bikeから勝負に行っている!!と思いました。)その状況でも心の中では『とにかく我慢、Runで勝負』と100万回位唱え続けると同時に100選手位に抜かれましたが内蔵の調子がすこぶる良く、おにぎり2個、Powerジェル7個、VESPA(はちみつのエキス)4個、アミノサプリ4000(5個)バナナと次々に口の中に放り込み続けました。。。Bikeで温存したお陰で、後半の120K以上から力が湧いてき、登りで落ちてくる外人選手をPassし最後の向かい風もなんなくクリアする事ができました。(これからもレースでの先輩のアドバイスは全て吸収しようと思いました。)しかしボコボコの路面でDHバーを握る上半身全体に負担がかかるコースでした。
180 km 5時間42分Average31.57/h 38th
【MY バイク】 http://geronimo.tokyo/?cat=17
Run
T2に駆け込み、ボランティアに『もう100選手位通過したでしょう??』と質問すると『まだまだ100人には達していないと思う』と。レッドブルを口から流し込み、脚全体にエアーサロンパスを噴射、サンスクリーンを塗ってRun start…序盤やはり脚が重たい。。5キロまではキロ5:15~30でいいからとにかくペースを作ろうと。この冬場は大井埠頭でBike90キロ+Run19キロのブリック練習(4分半という練習を峯野君と一緒に)を何度もこなした。その甲斐あって、極端にペースは落ちなかった。20キロ地点で鬼の形相で走ってきた石田さんにPassされ、、、、その先では大西さんが脚を痛そうにしてストレッチをしている姿を見つけた。後で聞いてみると、アップダウンの厳しいランコースで年明けから痛めた脚が爆発したと。。。さらに35キロ地点で丸田君にもPassされてしまったが、とにかくキロ5分を意識しなんとかゴール。。。
42.2 km 3時間33分 5:03/km
Total time 10時間19分47秒
カテゴリー27位
目標としていた10時間20分切りを達成する事が出来、今の自身が持っている全ての力を出し尽くせました。そして石田さんのKona Slotを獲得する姿を生で見て感動すると共に、8月に北海道・洞爺湖で行われるIronman Japanでは世界選手権のスロット獲得に挑戦していきたいと思います。
最後に10月から一緒に練習に付き合って頂いたチームメイト、鼓舞してくれる先輩、Boss大塚さん、家族、みなさんのサポートがあるからこそ競技が続けられるのだと改めて感じました。応援本当にありがとうございました。
若山源二朗
ゲンさん、お疲れさまでした。
確実に近づいていますね。これからです。
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka
【Road to KONA 2014】 祝・アイアンマン世界選手権出場権獲得 ~石田選手~
チーム・Y石田選手が、昨日開催のアイアンマンニュージーランドにおいて、見事アイアンマン世界選手権の出場権を獲得しました。
自身2年ぶり4度目となるハワイアイアンマン出場です。昨年は惜しくも獲得を逃していた分、今回は大きな喜びとなったことと思います。チーム内企画として、2011年から始まった、ハワイへの挑戦 「Road to KONA」をゲットしたわけです。昨年のうちに2014年も出場が決まっていた金山選手に続き、今年の出場者2人目が決定しました。本当におめでとうございます。
追って、ご本人からの喜びのメッセージなどをお届けします。
石田さん、おめでとう!
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka
【メンバーReport】 アイアンマン NEW ZEALAND ~若山選手~
チーム・Yトライアスロンの2014年初戦は、アイアンマン・ニュージーランドです。
《アイアンマン・ニュージーランド》
http://ap.ironman.com/triathlon/events/asiapac/ironman/new-zealand.aspx#axzz2uVshPG00
「ニュージーランド到着しました。六人、それぞれ順調に調整しております。頑張ってきます!」 若山
若山さん、そしてみなさんそれぞれの目標達成祈っています。
出し切って下さい!
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka
【メンバーReport】 フロストバイトロードレース
【メンバーReport】 『ROAD TO CHIGASAKI』(鎌倉紅葉狩りトレイルラン&シーサイドラン)
本日はチームメンバー有志にて湘南を楽しんでいるようです。
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『ROAD TO CHIGASAKI』(鎌倉紅葉狩りトレイルラン&シーサイドラン)
12/1(日) 9:00 京急「金沢文庫」駅 改札出口集合
【コース概略】
金沢文庫~六国峠ハイキングコース~鎌倉天園~北鎌倉~裏大仏ハイキングコース~極楽寺~鎌倉山~江ノ島~茅ヶ崎 約35Km 到着予定15:00頃
オプション 湯快爽快・茅ヶ崎店にて温泉
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気をつけて。
vol.29 金山選手参戦記
【参戦記】2013年 Ironman World Championship
今回で3回目となるハワイ。
今年は自己ベストを更新し、ハワイでのサブ10を狙いたいところ。
7時スタートに向けて15分前に入水。
15分間は立ち泳ぎで待つ。
そして大砲とともにレーススタート。
一斉スタートでまわりは人だらけだが、バルトがほとんどない。
みんな同じスピード、同じ方向へ泳いでいるということだ。
時折ぶつかることもあるが無理することなく折り返しのヨットまで来る。
例年になくあっという間に来た感じ。
ここからイン側に入ってしまったのでかなり密集。
殴る・蹴るが始まりすっかり泳ぎにくくなってしまった。
後半は位置取りに苦労しながらなんとかスイムアップ。
疲れもなくまずまずのスタートを切ることができた。
SWIM : 1時間2分43秒(年代別42位 / 総合477位)
そしてハワイのポイントとなるバイクパート。
天気は快晴。
今日は風もない。
Hawiの登りと後半に備えて前半は抑え気味にはいる。
今年は本当に風がない。
半分の90kmまで2時間半できている。
後半次第であるがこのペースで行けば5時間そこそこのタイムが出せるかもしれない。
Hawiの登りに来たがいつもの強烈な向かい風がない。
風がないとHawiはこんなに楽なのかと初めて知る。
そしてラスト50km。
やはり復路は向かい風がきた。
バイクがふっ飛ばされそうな横風も出てきた。
だんだん脚が削られ踏めなくなってくる。
追い抜いていく選手は低いDHポジションでガンガン行く。
自分はDHポジションもとれなくなって上体があがり、ますます風の抵抗を受ける悪循環。
ガクっとスピードが落ちる。
これが自分の弱いところということを再認識した。
結局、最後は苦しみながらのバイクパートとなってしまった。
BIKE : 5時間32分31秒(年代別138位 / 総合1079位)
バイクでは600人以上に抜かれた。
しかし勝負はラン。
ここから抜き返すために気合いを入れ直す。
走り出しはきつかったが悪くはない。
いつものレースのようにキロ4分40秒くらいで走る。
いつもは5キロくらい走ったところで回復してくる脚がなぜか回復してこない。
それどころがだんだん動かなくなってくる。
アリイドライブの折り返し過ぎたあたりから手がしびれてきた。
そしてこんなに暑いのに寒気がしてくる。
明らかにおかしい。
内臓がやられている感じではないので水分をとったり補給をしてみたがいっこうに戻らない。
キロ6分のジョグ程度でしか走れていない。
Queen-Kに入りエナジーラボの折り返しのあたりでは限界にきていて、何とか歩かないでいるのが精一杯。
とにかくエイド以外では止まらず我慢の走りを続ける。
歩きそうなくらいのスピードで走っていたら、残り8㎞くらいで青木選手が追いつき「一緒に行きましょう」と言ってくれた。
そして「キロ5分半で走ったら日没(11時間以内)に間に合いますよ」と言ってくれたので、動かぬカラダにムチを打って走り続ける。
止まったら動けなくなると思ったのでそこからのエイドはすべてパス。
そしてようやくゴールが見えてきた。
RUN : 4時間3分20秒
TOTAL : 10時間45分34秒(年代別141位 / 総合1075位)
最後一緒に走ってくれた青木選手、現地でサポートしていただいた大塚さん、齋藤さん、そして日本で応援してくれたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
今年はワースト記録になってしまい改めてハワイの難しさを思い知らされました。
幸いにも来年のハワイの権利をとれているので、さらにレベルアップして必ずリベンジしたいと思います。
どうもありがとうございました。
金山禎久
金山さん、お疲れさまでした。来年4度目のハワイでは、必ずや 。。。
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ダブルゲット: http://geronimo.tokyo/?p=502
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka