【メンバーReport】チーム・Yツアー中野レポート(佐渡国際トライアスロン)

中野です。

2002年の佐渡国際トライアスロンAタイプに出場して以来、今年は、10年連続10回目。私にとっては節目の記念大会でした。只、ここ3~4年は、バイクでの不調が続き、佐渡での完走の感激はしばらく味わえていませんでした。それだけに、今年こその思いは例年以上に強いものがありましたし、大塚さんの期待(プレッシャー?)もひしひしと感じながらの参加になりました。

 

ここからはブログ風に、書きます。

9/2金曜日

例年は仕事で2泊3日の旅程が限界でしたが、今年は運良く3泊4日の日程を確保でき、多少ゆったりした気分で佐渡に向かうことができました。昼過ぎのジェットフォイルに乗船。新潟のターミナルで、プリ金さんやなつみちゃんたちにバッタリ。両津からは専用バスでそのまま受付会場に直行。早々に手続きを済ませて、競技説明会にも参加。レース二日前に受け付けも終えてゆっくりしたことなんてなかったけど、「10年も続けたから神様がご褒美くれたのかな」。思えば、初めて佐渡に行った2002年は、大塚さん運転のワンボックスで金曜日の夜に出発して、新潟インター近くのスーパー銭湯で一夜を明かして早朝のフェリーで佐渡に乗り込んでいました。随分、ハードな日程をこなしていたんですね。
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9/3土曜日

午前中はチームメンバーと、魚道場まで往復約20kmののんびりバイクライド。天気は良いし、みんなとバイクで走るのは気持ちいい。大塚さんとクラゲくんの車の伴走が気持ちを高めてくれる!

宿は、ワイの御大増川さんと、絵に描いたような楽天家カジが同部屋。

バランスが取れているような、いないような、、、。

それにしても、カジカワ、到着早々、昼寝ってどういうこと?! 全く起きる気配なし!

中野:「カジ~、夜寝られなくなるよ~」

梶川:「大丈夫です、むにゃむにゃ・・・」

こいつは大物なのか、アホなのか(多分、後者とは思うが、、、)。

土曜日到着組は、午後から説明会に出かけていきました。私は、何するわけでもなく独り部屋でのんびり。と思ったら、カジからメイルが、、、。「搬送中にバイクのエンドが折れていたようで、直すのは無理そうです。泣く泣く、欠場かも」

相変わらず、何かを起こしてくれるヤツ。でも、出られないのはかわいそう過ぎる。神様、どうか助けてあげてください。

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夕方、最近の佐渡ツアーの恒例、海辺の写真撮影会。ワイジャージをまとったメンバーが全員そろうと壮観です。同じジャージを着た仲間と話をしていると、何だか、勇気が沸いてきます。とそこへカジからメイル。

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「バイク、奇跡的に直りました!」ホント、人騒がせ。でも、カジよかったね! 一緒にがんばろう。

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9/4日曜日

いよいよ、レース当日。AM3:30起床。昔は眠れないこともあったけど、最近はレースの前の日でも、そこそこ寝れます。窓の外を見てみると、心配していた台風の影響もなく、開催は問題なさそう。朝ごはんは、無理をせずかるく茶碗に一杯だけ。これじゃ、強くなれないね~でも、あまり胃に負担かけたくないから、これが限界。準備に手間取り、みんなより若干送れて出発。

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会場に着くと、スイムは2kmになったというアナウンス。水泳が苦手な私にとっては、この上ない朗報。これも、10年目の神様のプレゼント!

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スタートは、AM6:20ということで、のんびり準備に入ります。といっても、特にすることないから、安田美沙子や東野のバイクを見て時間をつぶします。そうこうしているうちに、いざ、出陣。いつもより距離が短いスイムということもあって、ワイのメンバーも少しリラックスしている感じ。お互いの健闘を祈る握手を交わして長い一日の始まりです。

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スイムは、手元の時計で50分ぐらい。海から上がって、大塚さん、タダゴン、クラゲくんの顔みて一安心。にっこり笑って「がんばりま~す。大塚さん:「笑ってないで早く行って」これって、きびしくありませんか!

さあ、いよいよここからです。内臓がおかしくなってくるのは、今日はどの辺りなのか。自分に「リラックス」「楽しめ」と語りかけながら、とにかく前に進みます。

ワイのメンバーも何人かパスして、気分よく走って50Kmぐらいまでは快調でしたが案の定です。携帯した補給ドリンクも舐める程度にしか胃に入れてないのですが、この頃から内臓が変調を来たしてきたのが自分でもわかります。一応、携行しているガスター10を一本、服用。少し楽になりますが、本格的な吐き気との戦いが始まるのは時間の問題であることを覚悟しました。

50km~70kmにかけてのアップダウンはどうにかこなしましたが、脱水の影響もあるのでしょう、メッチャ、眠くなってきました。どこかで休みたい、眠りたい、、、。

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やっと両津(90km付近)まできました。でも、まだ半分以上もあります。吐き気も眠気も治まる気配はありません。

ここから先は、あまり記憶が無く、大塚さんの待っている小木まで何とか辿り着こうという思いでしばらくがんばったのだけは覚えています。ただ、どうにもこうにも眠いので、水津(118km)と多田(138km)でしばらく仮眠を取りました。仮眠と嘔吐を繰り返しながら、どうにか小木についたのは、恐らく3時過ぎだったでしょうか。実は、小木まで辿り着いたのも、2年ぶり。結局、大塚さんには会えませんでしたが、私にとって、小木の坂を上ったことは小さいけどひとつの感動でした。そして、とにかくバイクだけでも終えようという気持ちになりました。

そしてそして、8時間51分28秒をかけてバイク完走。何とか制限時間も間に合ったようで、ランへ突入していきました。でも、体調は全然快方には向かっていません。気持ち悪くて、とても走れません。途中、橋山さんが「フラフラしてますけど大丈夫ですか」と声をかけてくれました。フラフラしてるはずです。半分、眠ってるんですから。5kmのエイド付近では、安田美沙子ちゃんにもパスされました。歩いていては関門にひっかかるのは必至なのはわかっているのですが、体が言うことを利きません。もう駄目かなと思い始めたときです。10km付近だったでしょうか。すれ違うランナーの中にボブの姿が。そして、すれ違いざまに「中野さん、あきらめるな」と物凄い怖い顔で怒鳴られました。30半ばの小娘が50目前のオッサンを怒鳴りつけた一喝。利きました。この一言がなかったら、諦めていたかもしれません。それぐらい、すごい覚せい剤でした。ボブ、ありがとう。

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そこからは、たまってくる胃液を定期的に外に出して胃を軽くしながら、一定のペースで走ることができました。水分を取れない以上、発汗を出来るだけ抑えるために、AS・WSではとにかく体を冷やしました。

伴走して励ましてくれた大塚さんには、「死ぬ気で走る」と宣言して自分に喝を入れました。

そして、夢にまで見たいよいよゴールです。MASAさんが商店街の入り口付近で「大丈夫、みんな待ってるよ」と。もう、半分、泣いてました。商店街の明かりの中に青いワイジャージが見えたときには、たまらなくうれしかった。ゴールでヒロキさん、大塚さんと抱き合って、みんなとゴールテープを切ったときには、10年続けてきたご褒美がここにあったのかと思いました。

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総合タイム 14時間47分24秒

何とも情けないタイムですが、でも、わたしにとっては、かけがえのない栄光の14時間47分24秒です。10年間の佐渡の中でもっともうれしいゴール。

それはワイのみなさんの応援があったから。

ゴールでみんなが待っていてくれたから。

大塚さん、タダゴン、クラゲくんの沿道からの声援があったから。

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日帰りで佐渡まで駆けつけてくれたあおキティ、SUTOさんのサプライズがあったから。

本当に、みなさんに感謝感謝。

40代最後の佐渡大会は、一生忘れられないメモリアルになりました。

来年からは、50という大台に乗りますが、オッサンアスリートの誇りと自覚を持って自分なりに頑張っていきます。

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最後に、村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」の私の好きな一節です。

『もちろん肉体的には苦しかったし、精神的にへこんでしまいそうな局面も時としてあった。でも「苦しい」というのは、こういうスポーツにとっては前提条件みたいなものである。もし苦痛というものがそこに関与しなかったら、いったい誰がわざわざトライアスロンやらフル・マラソンなんていう、手間と時間のかかるスポーツに挑むだろう? 苦しいからこそ、その苦しさを通過していくことをあえて求めるからこそ、自分が生きているというたしかな実感を、少なくともその一端を、僕らはその過程に見出すことができるのだ。』

 

長文乱文、ご勘弁ください。

みなんの益々の活躍を祈りつつ。

中野 誠

 

 

中野さん、完走おめでとうございます。楽しんだもの勝ちですね。(大塚)

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2011アイアンマン世界選手権壮行会

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本日は忙しい1日でした。

朝は茅ヶ崎でトライアスロン、そして夜はアイアンマン世界選手権の壮行会を開催しました。

宮古島、佐渡なども壮行会を開催しますが、これはアイアンマン、誰でも出場できる大会ではなく、特別な意味があります。チーム・Yの中の企画として「Road to KONA 2011」と称し、結果としての出場ではなく、出場権獲得を狙うと「宣言」してもらい目指しました。その宣言を見事、有言実行した選手たちを大会でのベストパフォーマンスを祈念して送る壮行会です。

「徹底した練習」と「熱き思い」がないとアイアンマン出場はできません。そんな選手たちに敬意を表し、日本の代表として戦ってもらうため、画像の「イエロージャージ」があります。Road to KONA は言い換えれば、「イエロージャージを目指せ!」ということなのです。その授与式も兼ねた集まりです。

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ジャージの裏側には名前が入っています。

左から「ISHIDA」「KANAYAMA」「RYOKO」「ONISHI」

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選手を送り出す仲間たち。

みなさんも「それぞれのハワイ」を目指して下さい。

 

10/8(土)(現地時間)にアイアンマン世界選手権は開催されます。日本からの応援よろしくお願いします。そして、「Road to KONA 2011」が終わりとともに「Road to KONA 2012」の始まりでもあります。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【Road to KONA】調整完了!

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来月にハワイで行われる、アイアンマン世界選手権を控えたチーム・Y ” Road to KONA “メンバーの大西選手がアイアンマン70.3セントレアに出場しました。

「ハワイに向けての調整でした。」とのこと。

ちなみに、エイジ優勝です。

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メンバーReport】チーム・Yツアー池上レポート(佐渡国際トライアスロン)

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60歳の挑戦

周りの知人仲間に「気を付けて」「いい歳して大丈夫?」「無理しないで」と声をかけられ横浜を出発しました。何故か「頑張って」と云われませんでした。(コンチクショー!)

ジェットフォイルで佐渡島に近づくにつれ 島が大きいことにびっくり。「こんなにバイクで走るんだ」が最初の印象でした。

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調子は良くも悪くもなく 緊張するわけでもないが何故か不安を感じながら時間が過ぎていきました。宿の食事は噂には聞いていましたが 豪華なものです。日頃こんなに食べないのに大会前にこんなに食べていいのかなと思いながらも毎回残さずたいらげました。 おかげでウエットスーツが幾分苦しくなったように感じました。

仕事がら 土日は休みでなく、週休も決まった曜日でないため 今まで何かのチームやサークルに参加することがあまりなく、マラソン等の大会への参加もほとんど一人でしたので、今回 仲間の方々の顔が朝から見れたり 声が聞こえて来るので とてもリラックスできました。全日本レベルの方々から 完走目的の方々まで 幅広く見守っていただけるYチームは非常にありがたいです。

さて いよいよスイムがはじまり まず頑張ってキックするので足がつりぎみに。(ウウ、マズイ) 後半はペースをもどしゆったりキックでスイムを何とかアップ。次にバイクへ 身体が疲れた感じでなぜかフラフラ走り始めました。

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バイクは(いやいやバイクも)苦手でとても長く感じました。特に後半は意外とだらだらと長く いまいちスピードが出ない。沿道の座り込んでの おじいちゃん おばあちゃんの応援はとてもうれしいですね。思わず手を振ってしまいます。またYチームのサプライズ応援はビックリありがたかったです。

バイクアップでランへ ここでも何故かふらつく感じ 種目間続けての練習の必要性を感じました。すれちがうたびに Yチームのみなさんが声をかけてくれるのは 今まで経験がなかったことで とても気合いが入り うれしかったです。完走ゴールは快感ものですね。

Yチームの同伴ゴールは感動ものでした。また「N」さんの身体が苦しい状態なのに諦めず完走されたのには脱帽です。選手達がヘロヘロでゴールする姿を見ていると、「O」リーダーが「トライアスロンはアイアンマンだ」とおっしゃっていることがよく分かりました。完走は結果なので 今度はロングに挑戦します。皆さんよろしくお願いしま~す。

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池上さん完走おめでとうございます。60歳の挑戦カッコイイです。(大塚)

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メンバーReport】チーム・Yツアー田中レポート(佐渡国際トライアスロン)

2011佐渡ゴール田中です。

レースは最終ゴールでしたが、みなさんへの感謝の気持ちを込め、レポートを書いてみました。今回は改めてチームの力・仲間の支えを実感し、感謝感動のレースでした。

佐渡出場は6回目、Aタイプは5回目のチャレンジ。いつも制限時間に近いタイムでのゴールなので今年こそ自己ベストで少し余裕をもってゴールしたいと前々から考えていた。

今年は震災の影響により仕事のペースが例年と大きく異なったことで、いろいろ調子はよくなかったが、それでも宮古島を何とか完走、佐渡にも参加できるだけで幸運だと、細切れではあったがトレーニングは続けていた。まとまった練習時間がとれず100Km以上のロングライドやブリックがほとんどできなかったので不安はあったが、距離総量は例年程度にはなっていたので、自己ベストは無理でも楽しんでレースはできるかと思っていた。そんな中で台風が迫り厳しいレースを予想、ちょっとネガティブモード。

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レース前日にチームメンバーの神田君と落ち合い佐渡に向かう。新潟港で柏木さんやヒロキさんとも合流でき、無事に宿に到着。すぐにバイクの組み立てなど準備を済ませ開会式に参加、その後はチームツアー恒例の写真撮影と全員の完走を祈念しての乾杯。

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レース当日AM3:30に起床。天候を確認すると問題なくレースは開催されそうだ。厳しいコンディションではないかと一抹の不安を抱えながらも、いつも通り準備にかかる。全ての準備を終え、まだ暗い中を集中するために一人で会場に向かう。最終登録でスイムの距離短縮を知る。日が昇り、きれいな虹が出ていたので、今日はハッピーなはずだ!と気合を入れる。

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いよいよスタート!スイムの距離が短縮されたおかげで気楽にスタートすることができた。いつも通りやや後方からゆっくりと海に入る。台風の影響で沖に出れば潮にもまれるんじゃないかと思ったが順調に泳ぎ切ることができ、42分くらいで海からあがる。

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長丁場のバイク、ランが苦手なので少しでもタイムを稼ぎたい。心拍数とアベレージスピードをチェックしながら進める。序盤は台風による風は感じるものの計画通り進んでいた。Z坂を過ぎた65Kmあたりから胃に違和感が出始めドリンクやジェルの補給が辛くなってきた。喉は渇くが飲めない・・・風が強まり心拍は上昇、スピードはどんどん落ち始める。このあたりから自分の中で「リタイヤ」という悪魔のささやきが始まる。エイドでもらった冷たい水であれば何とかうけつけたので、少しずつ水分のみ補給しながら進む。練習量は正直だ。100Kmを超えた両津港あたりで首・背中の張りが辛くなる。「もうやめてしまおうか?」と折れかかったところに、前方に歩道で応援するチームジャージ2名が見えた。サプライズ応援に駆けつけてくれた、青木さんとSUTOさんだった!心からの応援をいただき、折れかかった心が持ち直したのと同時に涙がでてきた。「まだまだ頑張らないと!」と思い直す。

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次は大塚さん、セイジくん、タダゴンさんが待つ小木坂を目標にする。不思議なもので内蔵もやや回復し、補給を再開。15時までのランスタートを目標に13時45分を小木の通過タイムに設定したが、通過したのは14時丁度だった・・・いつもは自分からも声を出して応援にこたえるのだが、疲労で声も出なかった。こんな状態ではランもやばい、どうせタイムオーバーならと、バイク終了時でのリタイヤを考え初め、そんな状態でバイク終了。15時15分、残り6時間15分。あきらめるほど限られた時間でもないが、ランが苦手な私には辛い残り時間・・・と思ったら、バイク序盤であっさり抜かれた梶川君が目の前に。チームメンバーの前でリタイヤ宣言などできない!きっと彼も辛いはずだとランスタート。

1Km8分を目標にまずは3.7Km地点のエイドを目指しペースを確認する。7分台で走れていた。この調子でT字路の応援隊を目指そうと進む。ところが7Km地点あたりでめまいがし、走れなくなる。バイクでの補給不足による脱水症状だろう。腕を必死で振り、早歩きで10kmのチェックポイントを目指す。回復しなければそこでリタイヤしようと、またあきらめ始める。10Kmまで辿り着いたところで、すぐ後ろにいた梶川君にまた励まされる。ここまできたら13km地点のT字路まで行こうと、早歩きを継続。下りになり何とかジョグを再開しT字路へ。ちょうどT字路付近で練習仲間の毛利さんとすれ違い「ゴールで待ってるから」と声をかけてもらい、その直後に増川さんに「絶対ゴールしろ!!」と喝を入れてもらう。雨が降り出し気温が下がり始めたからか、少しずつ走れるようになる。メンバーとすれ違いながらエールをもらい、再度T字路に差し掛かるハーフ地点を目指す。何とかハーフ地点で残り時間3時間5分。大塚さんが駆け寄ってくれ「20時までにT字路に帰って来られれば絶対ゴールできる!」と力をいただく。「もう少しがんばってみます!」といいながらもトボトボ歩いていた私に「ずっと歩いていると筋肉固まるから、ちょっとずつでも走った方がいいよ!」と沿道の方にアドバイスをもらう。泣いても笑ってもあと3時間。このT字路通過をキッカケに雑念をはらい、走ることだけに集中するように専念、最後の力を振り絞る。

一歩前だけを見据え、1から100までをひたすら数えながら足を前に出す。100までいったらまた1から、その繰り返し。平地と登りは内ももが、下りは脛が攣りそうになるが100数えるまで我慢と進む。沿道からの応援もチームメンバーの応援にも申し訳ないながら、もう少しも応える余裕もない。ゴールできるかはもう気にしない。ただ、次につなげていくためになんとなく終わってしまいたくなかった。ゴールにたどり着けるか関門で止められるかまで精一杯1から100の数字を数えることだけに集中して走れば、今回のレースだけではなく、その先がみえてくるような気がした。

何千まで数えたかわからないが、残り数分で商店街の花道に到達。チームエースのMASAさんが迎えてくれ、健闘を称えてくれた。RIKIさん、ヒロキさんも最後の数百メートルを伴走してくれた。そしてゴール手前、ブルーのチームジャージの皆が待っていてくれた。真っ白に光るゲートに皆に後押しされるようにゴール。制限時間1分前、結果としてギリギリのフィニッシュとなった。いろいろな方が肩をたたいてくれたり、握手してくれたり、完走を称えてくれる。がっちり握手してくれた方いたので意識朦朧のなか顔を上げると同じレースを終えたばかりの行列メンバー菊池弁護士だったのでびっくりしたが何も反応できなかった。

ゴールエリアから這い出ると、出口で毛利さんが約束どおり待っていてくれた。ガッチリ握手!泣けてきた。チームのみんなのところにすぐに行きたかったが立っていられず、そばにあった椅子にへたり込む。しばらく休んでからみんなのところへ。握手をしながらお互いの健闘を称えあい、また応援への感謝の意を伝える。そして、いつも練習会に誘ってくれたり世話になっているCHIEさんと握手をしたら涙が止まらなくなった。もう少しスマートにゴールしたいものだ。

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大塚さんをはじめ応援のみなさん、同じレースを戦った仲間のみなさん、長時間にわたる心からの応援、サポート、本当にありがとうございました。みなさんに力をいただかなければ早々にリタイヤしていたと思います。これからもよろしくお願いします。

 

田中さん、完走おめでとうございます。感動しつづけましょう!(大塚)

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メンバーReport】チーム・Yツアー横山レポート(佐渡国際トライアスロン)

Y’sロード茅ヶ崎店の店長大塚さんからの「全員集合佐渡」ツアーの募集に手を上げスイム2km、バイク105km、ラン20kmのBタイプに参加しました。芸能人の参加の影響もあり4月1日に申し込みが開始した大会はその日のうちにsold out。レースまで5ヶ月の準備期間があったがあっという間にレース当日を迎えることになる。

Bタイプのゴール終了時間はAタイプ(S3.8km、B190km、R42.195km)の21時半と同じなので自らリタイアしなければ完走ができる、練習を積んでいれば気分的には楽なものであるはずなのだが。。。

スイムは会員になっているジムの週2回のマスターズクラス参加、4回の海練に参加をしたので2kmならば時間はかかるが泳ぎきることはできそうだった。
一方バイクは実走経験がほとんどなし、6月にデビュー戦である大島トライアスロン大会に参加し、バイクフィニッシュは限りなくビリに近いタイム、さすがにこのままではバイクの完走が危ぶまれると思い漸くバイク練習会に参加し始めたが7月の練習中に下り坂で転倒し顎、肘、膝を縫合するほどの怪我となり、ますます私にとっての苦手科目となったままレース当日を迎えることとなった。一日で最大にバイクに乗ったのは50km程度、105kmのライドは未知の世界だ。

レースの前日床についたのは22時前だったが軽い緊張のためかほとんど眠れず3時に起床、3時半に食事、5時半に宿を出発と余裕があったのに出発直前にバイクに空気を入れていなかったことに気がつく慌てて入れる。台風12号の接近の為、大会中止も危ぶまれたがAタイプのスイムが2kmと短くなったのみで予定通りの開催となった。
号砲の音とともにAタイプの赤キャップが6時20分にスタート、続いて選手権の白キャップ6時45分にスタートした。上述の大島大会は天候の影響でスイムカットのデュアスロンとなったためレースの開始を生で見たのは初めてだったがまるで魚の大群が沖に向かって突き進むような光景であった。
クラゲに刺されることを考慮し佐渡到着の2日前から一切海には入らずスタートの少し前に初めて海に顔をつけてみた。4回の海練の海よりは透明度は高く波もほとんどない。プールで練習している感覚で泳げそうだと気分はとても落ち着いていた。
yokoyama2.jpgBタイプは7時にスタート。
自分の立ち位置も分からないまま青キャップの魚群の一部となって海に入っていく。周りのスイマーたちと押し合いへし合いしながら時々顔を蹴られたり足をつかまれたりしながら、時々ブイのロープにつかまりながらゆっくり進んでいく。第二ブイを過ぎ陸に向かうときに風の影響で波に押されなかなか前に進まない。ペース配分が全く分からないので相当低い心拍数で海の中の海草や魚を眺める余裕を持ちながら泳いでいた。シュノーケルだったら楽しいだろうなあと余計なことも考えていた。

漸くあがってシャワーを浴びながらウェットを脱ぎ自分のバイクラックに戻る。
バイクジャージを着てあらかじめ手順を書いたメモ通りに用意したもの身に着けていく。
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バイクスタートの時点で大塚さん、怪我をしてDNFとなったクラゲ君、前週モンブランのトレイル大会から戻ったばかりのタダゴンが待っていてくれて応援してくれた。これからの105kmの長旅に出る前に応援の声はとても励みになる。
佐渡島を横断すると左手に日本海が脈々と続く。荒い波を眺めながら強い風に吹かれながらまるで修行僧の苦行のような気分でペダルをこぎ続ける。人間は自然と対峙するのではなく自然の構成物の一つとして生きているのだと改めて感じる。
何故人は’走るのか’について村上春樹や三浦しおんが書き物にしているがトライアスロンは巡礼の旅の心境に似ているのかもしれないと思いながら丁寧に進むことを心がける。
タイムには拘りがないので熱射病の予防のため10km毎のエイドで必ず水分補給、立ちゴケを避けるため必ず両ペダルを取って止まって受け取ることにした。
道端には地元のおじいちゃんおばあちゃんが至るところで太鼓をたたきながら「がんばれやあ」と声をかけ応援してくれる。
40km時点で突然「しほさ~ん」と声がする。あれえ、佐渡にいるはずのないキティさんとsutoさんが手を振ってくれる、嬉しいサプライズだった。チームの応援のためわざわざ駆けつけてくれたのだそう。素敵なお兄様たち。
60km時点で水分補給のしすぎかトイレに行きたくなり、家族で外に出て応援してくれているお家の洗面所を借りることにした。
心配ごとがなくなったところで70km時点の2.5kmに及ぶ傾斜のきつさで選手たちを苦しめる小木の坂が始まる。
佐渡に渡る新潟港の船の待合所でご一緒した小木の坂に住んでいるお婆さんが私の名前を呼んでくれた。何時にくるか分からない私を待っていてくれたのだ。嬉しくて涙が出そうになる。がんばって苦しい坂を上りきるとまたさらに坂が。

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そこに移動してきた大塚さん、クラゲ君、タダゴンが声をかけてくれる。写真も撮ってくれているのでがんばって登りきる。
途中からAタイプの速いバイク集団が追い抜いてくる中プリ金さんが、河上さんが「もう少し!がんばって!」と声をかけて通りすぎていく。めちゃくちゃ格好いい。
つらいupdownをこらえ商店街を過ぎ漸くバイクフィニッシュ。すでにバイクラックには多くのバイクがかかっていたが一番の懸念であったバイクが終わりホッとした。たくさん補給食を用意したが結局口にしたのはパワーバーのグミを2袋のみ。宿泊をした’ryokan浦島’の食事で2日間食べ続けたのが良かったのかそれほど空腹も感じなかった。

長い時間バイクに乗っていたので腰に痛みを感じたがながらまだまだ元気もあり脚もどうにか動き20kmのランはなんとかなりそうだった。

同じくBタイプデビューの池田さん、池上さんとすれ違う。
田んぼを抜けると後ろから爽やかに柏木さんから「しほさん完走ですね!」と声がかかる。
10kmを折り返すとりょうこちゃん、まみちゃんが男子たちをグングン抜いてすれ違う。まみちゃんとは今回のツアーで初めて出会ったのだがとても親切にバイクの心構えを教えてもらった。パートナーの高坂さんにもバイクのチェックをしてもらった。しばらくすると「しほ完走おめでとう!ナイスラン!」とちえちゃんの声が聞こえハイタッチ。
給水所で残り5kmといわれるがそこからが結構長い。同じくらいのペースの選手たちと抜きつ抜かれつつの地味なデッドヒートが繰り広げられる。漸くゴール。

自転車をガラガラ押して宿に戻りゆっくりお風呂につかり、片付けをしてAタイプの応援に戻る。初Aタイプ参加のなつみちゃんが商店街を駆け抜けていく。
苦しそうに脚を引きずる選手、意外にも軽やかに走る選手いろいろだがアイアンマンより長い距離を走る切る彼らの胸中に思いを馳せながら少しだけ感動のおすそ分けをもらった気分だった。終了時間が近づく案内のアナウンスが流れる。ゴール目前でレースを中断しなければならなかった仲間たちのことを思うと涙が出そうだった。Bタイプの距離には少し余力があるが今の私の実力ではAタイプなどとても完走できない。参加を決めることだけでも頭が下がる思いだ。

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バイクの技術、練習量を含め課題は満載ですが心地良い疲れと共に完走できた喜びをひしひしと噛み締めております。このような経験の場を与えてくださった大塚さん、一緒にツアーに参加した皆さんどうもありがとうございました。

 

横山さん、完走おめでとうございます。来年は宮古です。(大塚)

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【チームPOLAR湘南 企画】メンバーレポート

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参加メンバーのレポートご紹介します。

kashiwagi ■柏木選手

6月19日にスタートし2ヶ月間、心拍トレーニングについて教えて頂きました。佐渡へ向けてのトレーニングプランでは、佐渡9週間前からBasic Endurance、ハートレートMAX60%前後(111)を意識してトレーニング、慣れていないせいか心拍111前後をキープする事が難しく、気がつくと120超える事がありました。

佐渡7週前からはEndurance、ハートレートMAX70%、5週前はeasyとし体調を整え、4週前からのEnduranceでは、ハートレートMAX80~90%(160前後)を意識しスピード練習、とても辛いハートレートゾーンですが、距離と時間を短く設定、集中しトレーニングが出来ました。今はレース1週前なので、疲労取り除き体調を整えてます。

平塚ビーチパークでは2回の海練を実施し、ドラフティング、ヘッドアップなどレースで必要な技術を教えていただき、とても勉強になりました。波の高い海で泳ぐ事により、苦手なスイムに少しですが自信がつきました。それから、スピニングバイクとランを繰り返すトレーニング、心拍を設定しセット毎に心拍を上げていく設定、これも初めて経験したトレーニング方法ですが、バイクとランを繰り返すことで、レースでのバイクからランへの切替に効果があると思いました。

そして27日のチームPOLAR湘南効果測定では、コンピュートトレーナー125Wで心拍126(前回138)225Wで心拍162(前回166)とすべてのワット数で前回の心拍を下回る結果がでました。心拍トレーニングの効果が確認出来ました。チームPOLARで実施した海連や心拍トレーニングの成果を佐渡で出したいと思います。

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■横山選手

佐渡島大会の参加メンバーを対象にY’s Road茅ヶ崎店の大塚店長からのメール連絡で募集が始まったチームPOLAR。

①     HRMを持っているが使い方が分からない

②     HRMを知っているがよく分からない

③     HRMって何?

の何れかに該当する人が対象。

昨年に2回どうにかフルマラソンを完走しただけで調子に乗ってトライアスロンを始めてみようと思ったヘッポコ(一応)アスリートの私は限りなく③に近い②心拍数は首や手首で測れるもの、程度の知識しかなかった。走るのも泳ぐのももちろん自転車漕ぐのも遅いので当然トレーニングを同じ距離で行えば人より時間がかかる。でも仕事含めそれなりに忙しい毎日を送っているため必要最低限の努力でトレーニング効率をあげたい。HRMトレーニングはそういう人にぴったり、なものらしいということで迷わず手をあげた。メンバーの連絡を来た時点で私と池田さん以外の6名は既に4月の宮古島大会、アイアンマンレース等のロングディスタンスのトライアスロンレースの経験者たち。あれ、私このメンバーに入っていいの?というのが最初の感想でした。

第一回目は心拍数の計測。

ポラールジャパンの藤本さんよりPOLARのHRMの貸し出しがされる。胸にトランスミッターベルトを付けそのデータが腕時計に飛ぶらしい。ふむふむ。ローラー台に自分のバイクを乗せ回転数を90-100で一定させ100ワットをスタートに少しずつ負荷をの段階を上げ2分経過時点でそれぞれの心拍数を記録する。その後3kmのランニングでのタイムトライアルで自分の最大心拍数を出す。生まれて初めて知った私の最大心拍数は184、バイクの100ワットの段階で164と最大心拍数の約90%と大分高かった。(ロングディスタンスの練習をしているメンバーの場合60%程度?)「普段からあまり運動されてませんか?」と宮古島大会に出場済の藤本さんより。「ええ、そうですね」と運動ってどのくらいを指すのか分からないままいい加減に返事をする私。「これからまだまだ改善されますからがんばって下さい」と藤本さんより励ましの言葉を頂く。

第二回目はY’s Road茅ヶ崎店をスタートし約4kmをジョギングでベルマーレ藤沢のオーシャンスイムレッスン場まで行き他の生徒さんと一緒に受講。講師はプロのトライアスリートのコーチでもある中島さん。バトルに逢ったときのシュミレーション、ブイを見ながらのヘッドアップ、人についていきながら進んで行く方法等、オーシャンスイムは人生2回目の私には有り難すぎる練習会だった。レッスン後再びジョギングでY’s Roadに戻り中島さんの座学を受ける。メンバーそれぞれの第一回目の心拍数のデータ及びそれを60%~90%に換算したものが数値化したものをプリントで渡される。レース前の週毎にどの強度の心拍数で練習すればいいか、また少ない強度でも長い時間のトレーニングをすると強い強度の練習時の心拍数が低くなることもデータで渡される。

プロのコーチにこんなレッスンを受けるなんて贅沢すぎる。ちょっと興奮。張り切ってみんな質問を始める。「何を食べたらいいですか、レースの前にお酒は飲んでもいいですか」等々直接心拍トレーニングに関係ないことまで。佐渡に向けてまずは練習を地道に頑張ろうと心に誓うのであった。

第3回目はお休みを頂いてしまい、第4回目。

再びベルマーレ藤沢のオーシャンスイムレッスン後135~165刻みで指定された心拍数で少しずつ上げていくスピニング&ランのブリックストレーニング。すぐに心拍数が上がってしまう私はゆっくり回しゆっくり走るが最後がきつい。心拍数を固定させることが大事なのなのでマイペースで。こんなトレーニングをしたことも勿論あることも初めて知ってとても新鮮。中島コーチのレッスンはこれで最後。日焼けしたさわやかな笑顔、声が大きくて分かり易い物言い「健全な精神は健全な肉体に宿る」を体現したような素敵な方でした。ちょっとさびしい。

第5回目は第1回目と同じ条件で計測。

元が悪い私は10以上改善、つまり最初が154。あまり数値の変わらないメンバーがいたがそもそも当初から練習量が十分だったからと思われる。8月は現時点でスイム13km、ラン150km、バイクがちょっと足りなくて200km。自分にしては一生懸命練習したからなあ。数字で改善が見えると素直に嬉しい。

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■池田選手

これまで自分の心拍について意識したことは殆どなかったので、初回に心拍数を測定した時には、自身の安静時や最高脈拍の低さに驚いた。異常値かと思いバイクの負荷試験を2回行ったがほぼ同じ心拍数になり、HRの再現性が高いことに気づいた。また、これにより負荷が同じであれば同じ脈拍になることが体感出来、逆に脈拍を管理することで運動強度が管理できることがよく理解できた。

中島コーチによる目的別の運動強度のレクチャーとその強度にするための脈拍数を知ったことで、これまで時間と距離でしか管理していなかったトレーニングをより科学的に効率よく出来ると思った。いまのところはまだHRMを使いこなせておらず、運動中のHRをモニタリングし運動強度を調節するだけしか行っていないが、これだけでもこれまでのようにむやみに高強度の練習を行い、すぐバテてしまうことがなくなり、多少長い時間のトレーニングにも耐えられるようになったと思う。

今後はHRMを使いこなし、また(特にロングの)レース中のデータが得られれば、レース中のHRを管理することにより、つぶれることなく高いパフォーマンスが得られるものと期待している。

今回の企画はHRMがテーマであったが、平塚でのスイム、ローラー台でのバイクなどの経験もさせていただいたこと、またチームの仲間とトレーニングをすることができ、楽しく取り組めた。

nishi■西選手

心拍計を付けての本格的トレーニングは初めてでした。前に一度付けて走ったことはありましたが、このぐらいのキツサだといくつぐらいの心拍、という感覚だけでした。

今回のプログラムではより実践を意識したもので、いかにオーバーペースにならずに最後まで良いパフォーマンスを保つかという考え方を学び目からウロコでした。やはり感覚と実測値というのは乖離があって、自分ではこれぐらいならあげすぎじゃないから大丈夫と思っても心拍は上がりすぎであったりと、きっとこれまで出てきたレースもそんなことの繰り返しだったんだろうなと感じています。また、同じ強度なら心拍は低い方が良いということで今回のプログラムの効果測定。比較的中程度の負荷では初期の心拍数よりも低めで出ていたので、平地などは少し力がついたのかなと思いたいところです。高負荷では初期値よりも若干高い値だったので、高負荷トレーニングが不足していたのかな?確かにトレーニングでは重たいギアでゴリゴリいくより、軽いギアでたくさん回していたように思います。いろいろな要素はあるかと思いますが、心拍管理と、成長の度合いも可視化され本当に有効なトレーニングツールであると実感しました。今後のレース、特にロングの前半は心拍を「上げすぎない勇気」をもって挑もうと思います。

hashiyama■橋山選手

トライアスロンを始めて、心拍管理は重要と何度も耳にしました。とりあえず購入して、練習時にただつけているだけで、どう活用していいか分かりませんでしたが、今回、POLARセッションで、心拍トレーニングが何故重要なのか、また、心拍管理を考慮したトレーニングスケジュールの組み立て方を知った有意義な機会となりました。また、セッションでは、湘南ベルマーレのエリート選手達のそばでオーシャンスイムが出来たり、次に控える佐渡大会に一緒に出る仲間から刺激をもらったりと、月1回ペースの茅ヶ崎通いも、楽しみでした。

今回の学習を継続的にトレーニングに取り入れ、効率化を図り、レベルアップ目指したいと思います。

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■河上選手

「チームポラール湘南に参加してみて」

心拍計自体は持っていたのですが、ほとんど使っていませんでした。
・そもそも、使い方がわからない。使う意味がわからなかった。
・ランは設定したペースで走るので、心拍は無視。
・バイクは根拠もなくケイデンス90rpmで回す。これまた、心拍無視。l
・ハートレートモニターがスイムに使えるものではなかった。
・冬場に装着する際、冷たい
etc…

実際、参加してみての感想は

「目からウロコ!!」

でした。

トレーニング方法に関しては、
・心拍をコントロールしてのラン。たとえば、心拍140を維持して走る。←今までは行わなかった。時間及びペースで練習内容を決めていた。
・そのゾーンの心拍強度を上げるにははそのゾーンの心拍トレーニングを行わなければならないこと。たとえば、心拍140付近の心拍強度を上げたいなら、その前後の心拍でトレーニングしなければならないこと。それ以上やそれ以下の強度でのトレーニングではその部分は伸びない。

また、ベルマーレの中島ヘッドコーチ指導によるトレーニング方法もとても参考になりました。今まで、やみくもにトレーニングを重ねていただけでした。

レースで使ってみての感想
スイムに関して
・見る余裕がありませんでした・・・
バイクに関して
・個人差があると思うが、100回転近くで回すとMAX心拍数がの90%近くにいってしまった。90前後だと80%近くに抑えることができ、ペースを維持することできた。
ランに関して
・すみません。ペースを重点に走ってしまったのでよくわかりませんでした。ただ、ペースが維持できなくなるところとハートレートが上がり出したところがちょうど重なっていたように思われる。

効果測定の結果について
夏の暑さで、低強度付近のトレーニング中心であったせいか、その部分はしっかり伸びていた。高強度は不足していたため、伸びが悪かった。

佐渡Aではこの辺を考慮にいれて、ペース配分を考えてみたいと思う。

今後に向けて
・スイムでの使い方を考えてみる。
・バイクは平地では90回転をキープ。ヒルクライムでのケイデンスと心拍数の相関関係を調べてみたい。
・ラン サブスリーのペースを維持できるためのハートレートを調べ、その部分の徹底強化を図りたい。

ポラールの心拍計に関して
・今度はフットポッドを使ってみたいなあ。
・GPSを時計に内蔵していただけると嬉しいなあ。
・RCX5 機能は素晴らしいのですが、女子に少し大きいようです。私は全然大丈夫ですので重くなっても構いませんので。ぜひGPSを内蔵してください。しつこい!?

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■斎藤選手

体力測定の結果を踏まえた行動指針講座の2回目を欠席したために、メソッドに従った練習はできず、最終結果にも反映できなかったのが残念ですが、単発の練習会として、いずれも質が高く、また教わる意義を痛感するものばかりでした。

心拍管理と練習の掛け合わせの今回の講座はいずれも、

・できるだけ効率良く、最小限の練習で効果を出したい

・飽きの来ない、継続できる練習でやっていきたい

という思いの大いなるヒントになりました。

個人差があり、それぞれの課題も違う中でも一緒に練習し、走った距離や、かいた汗の量は違っても、強度は一緒だったらしい…と何とも不思議な体験で未消化な部分は沢山ありますが、今回をきっかけに、ハートレートからの体質と練習改善をし、来シーズンの準備をしたいと思っております。
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■須藤選手

LISTEN TO YOUR BODY(信じるものは救われる)

(コンディションメークについて)

年数の浅い人は誰でも経験していることですが…
レース間近や当日になってから「今日は調子がいいとか、イマイチだとか…」不安に駆られてついつい直前トレーニングをして逆にダメージを負ったり、動揺して集中を欠いたりしますよね。

今回の〔LISTEN TO YOUR BODY チームPOLAR〕ではレースまでのコンディションメークの練習方法を作って頂きました。すなわち「理想のコンディションメークが出来ているはずだから大丈夫」と、リラックスしてレースに望めるということで、今後のレースではこの考え方を活用して安心してレースに集中することが出来そうです!信じるものは救われる。

実際の体感として…
今回、短い期間ながらトレーニング効果があがって、パフォーマンスが高まったと思います!
思い込んでいるだけかも知れませんが、それが自信につながって、無理・無茶をしないで集中できるので結果的にタイムが向上しています。信じるものは救われる。いままでは、やみくもに時間と負荷をかければかけるほど良い(というか満足できる)と思って、刺激を入れた後に休息を取らないで筋肉や体力を消耗しているだけの逆効果だったりしましたが、パフォーマンスを科学的に考えるきっかけとなったことが大収穫です。

(スキルアップについて)

この3ヶ月で私のスタイルはがらりと変わった…
今回の〔LISTEN TO YOUR BODY チームPOLAR〕は、理想的なコンディションメークだけでなく、中島コーチによる指導が非常にためになり、コンディション・スキルが共に向上してパフォーマンスアップになっています。

具体的なスキルアップは…
①バイク…片足ペダリングで左足のアンクリングとトルク加重の欠点を意識してトレーニングした結果→バイクフォームが劇的に変わり→大島合宿では飛躍的に楽に走れ、三原山TTでは自己ベスト4分更新しました。
②ラン…HRMと滞空時間、加重フォームを意識して皇居ラン自己ベスト更新。
③スイム…海練習での、海水温チェック、潮の見方、波への対応、ヘッドアップ、バトル練習、ドラフティング練習はもとより、ベルマーレエリートの方々と練習させてもらうことで、練習に集中する姿勢まで勉強になりました。
④ブリック練習…これまでレースのときトランジッションでふらふらになっていましたが、大島合宿でも160キロバイク直後にハイペースランに移行することが出来ました。

…と、思っていますが、自己満足でしょうか?これが自信につながりますので、今後とも「毎日が自己ベスト」で行きます。
信じるものは救われます。

 

以上。

参加メンバーのレポートでした。また次回企画でお会いしましょう。

お疲れ様でした。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メンバーRerort】ウルトラ・トレイル・ドゥ・モンブラン

チーム・Yの柴田選手夫妻、モンブランに出場、無事完走しました。

2日間かけ3カ国にまたがり、45時間以内で完走しなければいけないとんでもない過酷なレースです。完走は快挙、素晴らしい結果となりました。(完走直後、だいぶ疲れた表情かな。当然ですね。)

 
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きょう帰国しました。
ウルトラ・トレイル・ドゥ・モンブラン、無事完走しました!
悪天候のためコース変更になり、総走行距離が170kmになりましたが、制限時間45時間半のところ、45時間19分、日本人最後のフィニッシャーとしてスタート&ゴール地点のフランス・シャモニーに戻ってくることができました。完走率約50%、本当に辛く苦しみました。でも、最後はYジャージを着てゴールできたことを誇りに思っています。脚が象のように腫れています。
簡単ですが、取り急ぎご報告です。
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シバゴン、タダゴン無事完走おめでとう。お疲れさまでした。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【チームPOLAR湘南 企画】最終回 効果測定

チーム~3.JPG本日はついに最終回となった、チームPOLAR湘南。この3ヶ月の練習の成果を確認します。

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初回に行った体力測定の結果より低いHRが出れば正解です。

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どんな結果が出るのか。

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チームPOLAR湘南、「湘南スタイル」のトライアスロンをPOLARが中心となりサポートする。やはり湘南という環境とご理解、ご協力を頂けるメーカーあっての企画。

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今回は向い合わせ、気合は入る。ワット数も上がり、心拍数も上がる。

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使用するコンピュートレーナー、ギア比、回転数など条件は初回と合わせる。

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ワット数は125Wから始まり、225Wまでの5段階で計測。

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佐渡で初ミドルトライアスロンに向けHRトレーニングを導入した、池田選手。

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今日のサザンビーチは遊泳禁止。

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女性陣も真剣にHRトレーニングに取り組む。

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男性レベルまでワット数を上げ、注目を浴びる、斎藤選手。

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ロング経験者ながら、更に長い佐渡Aタイプ出場の橋山選手。

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今回も無事終了。各選手からの感想などは後日レポートをアップします。

全員ハートレートは下がっていて効果が見られました。ただ継続が大切となるので、今回のテーマっであった「習慣化」を徹底してほしいと思います。

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アフターには90分のサザンビーチラン。

「湘南スタイル」楽しんでいます。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【チームPOLAR湘南 企画】第4回オーシャンスイム、スピニング&ラン

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本日は第4回目のチームPOLAR湘南です。

オーシャンスイム、スピニングバイク&ランを行います。

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本日はパワーバーも加わり、エネルギー補給も十分。

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オーシャンスイム会場は平塚ビーチパーク。ランで移動(約4km)。

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今回のスイムコーチはあの中込コーチ。

オーシャンスイムが初めての人にもわかりやすい説明をしてくれます。

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やや緊張の面持ち。

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スイムスタート!

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平塚よりランで戻り、本日の後半戦スタート。

スピニング8分+ラン4分の第1セットスタート。

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135HRMキープ。

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レースのイメージでトランジッション。即ランスタート。

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第1ラン終了。

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第2セット。145HRMで。

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第2ラン

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第3セット。155HRMで。

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クイックトランジション。

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最終セットスタート。

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165HRMで。

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最終ラン。

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HRTは大切。でも無理はいけない。

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中島コーチのコーチングは今日で終了。

ありがとうございました。

佐渡トライアスロン頑張ります。

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チームPOLAR湘南のみなさん、お疲れ様でした。

 

次回27日は効果測定です。

良い結果が出ると良いですね。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka