佐渡トライアスロンツアー(石田Report)

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IMハワイへの対策として、ハワイのレースの一か月前に開かれた佐渡Bのレースに出場した。この夏は、スピード強化の一環として、6月に日産カップの51.5KM(デュアスロンに変更)、8月に日米親善のスプリントに参加。両方とも総合で10位前後、エイジ優勝を成し遂げたので、この佐渡のミドルを一応総仕上げとして位置づけた。

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レース当日、気温は30度台半ばまで上昇したものの、ハワイ対策としてはむしろ好都合。前回のIMチャイナでは、ハムストリングスの度重なる痙攣で苦しむ中、満足のいく走りが出来なかった。従って、この暑さの中でも自分の目標ペース(20Kを1時間半以内)で走りきることを第一の目標とした。また、短めのレースではバイクを追い込むことは出来ても、それを3時間以上持続できるかどうかは、自信がなかった。よってアイアンマンのレースペースより、速めペース時速35Kで(即ち105Kを3時間のペース)でライドすることを第二の目標とした。

(画像:石田さん3.jpg)

スイム(2K)は、それなりにいい感じで泳げたものの、岸に上がって時計を見ると、40分を経過している。2年前より1分以上遅いのにがっかり(ただし後で聞くと皆スイムはタイムが悪かったとのこと。また記録表を見るとスイムが総合37位と、実は予想をはるかに上回るタイムの良さであったことが判明)。

バイク(105K)は、時速35K平均を達成すべく、平地では時速35-36K、そして追い風では時速40K近くを出せるようにこぐ。しかし佐渡はフラットな場面が多いものの、それでも幾つか通る坂は決して楽ではない。ヒルクライムの後は、かなり足に負担が残った。バイクフィニッシュには3時間10分ぐらいかかったが、トランジションを考慮しないベースでは、実質3時間5分ぐらい。よって若干予定よりオーバーしたが、まずまず満足する出来(バイクラップは18位)。

最後のラン(20K)は、暑さはあるものの、序盤より意識的にピッチを上げた。ショートのレースでは、キロ3分40-50秒ペースで走れているものの、普段のトレーニングではキロ5分前後でしか走らないので、レースでのペースがどれぐらい速さなのかつかめない。5キロの表示が無い中、10キロの折り返しで時計をみると、43分。これはほぼ理想ペースで、このままで行けば目標の1時間30分切りは可能だと分かり気が楽になる。復路は、下り坂が多くなるので、走るのも楽。そのままのペースをほぼ維持し、1時間27分台でランフィニッシュ(ランラップは9位)。

(画像:石田さん2.jpg)

総合5時間18分は、暑さを考慮すれば満足すべき出来(欲を言えば、5時間15分を切りたかったが・・・)。自分の前にはあまり選手がいなかったため、フィニッシュ後、実際に自分が何位かは良く分からなかった。レース後、記録速報を見て、自分が総合で8位、エイジ2位であったことを知る。総合で10位以内は、あまり予想していなかっただけに、びっくり。一方エイジでは優勝を狙っていたが、ランで唯一抜かれた選手が同イエジの選手で7位にフィニッシュしていることを知る。これにより、表彰台に上がる可能性が無くなり、少し残念。ただし、一応3位までには別途表彰の盾は与えられており、その盾が貰えただけでも満足であり、いい記念になった。またハワイへの練習レースとしては上出来であり、いい仕上がりになってきた気がする。

以上。

 

石田さん、お疲れ様でした。ハワイ期待しています。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka